昨日、一昨日の続き?

昨日は豊橋市にあるカリオンビルに行ってきました。
悪質商法の出前講座です。


シルバーカレッジの講座として呼んでいただきましたが、
お客さんは30数名くらい、いらっしゃいました。


高座に上がってふと見ると、
最前列には天狗連のコアな常連客の女性が
数人座ってらっしゃいました。


この方々は、私の高座を
死ぬほど聞いてらっしゃいますし(注・実際には死んでいません)
この出前講座での落語も、他の集まりで
何回か聞いてらっしゃるはずなのです。


完全に私の手の内を知りつくしてる方々が
最前列でスクラムを組むが如くされているのを見て
若干ビビってしまいましたが、
いざ落語が始まると、まるで初めて聞いたかのように
死ぬほど笑ってくれましたので(注・実際には死んでいません)
とてもやりやすかったです。


天狗連も、私自身も、
こういうありがたい常連の方々に
支えていただいているのだな~と
改めて感じさせられました。


・・・あ、それから昨日、一昨日の記事で
作った創作落語(本ネタ)は100本超と書きましたが、
主にマクラなどで使うつもりで作った漫談ネタも随分書きました。


ひとネタ3分程度の漫談は、
かれこれ1500本を超えてると思います。
だから何だって話ですが(笑)
ブログのネタにもなってます。


これ全部演じたら、単純計算で75時間、
24時間の独演会を3日間以上できますね(笑)
質はともかく、量は結構あるものだな~と思いました。


微笑亭さん太

祝(?)創作落語20周年!【後編】

創作落語を人前で演じるというのは
【自分の感性をお客さんに受け入れてもらう作業】
ではないかと思いますが、
結果が出ない事の方が多いですね。


よく『どうやったら創作落語は書けますか?』と
質問される事がありますが、そんな秘訣があるなら
私の方が教えてもらいたいくらいですね、マジで(笑)


ただ、創作落語を書く秘訣は判りませんが、
【創作落語を書く時に気をつけている事】というのは
幾つかあったりします。


まず第一に
【自分の好きなジャンルのネタは避ける】という事です。


ネタというのは自分が詳しい事で書く方が有利ですから
自分の好きなジャンルで書きたくなるのが人情です。
しかし、自分がそのジャンルが好きなゆえに、
どんどんとディープになっていく怖れがあるんですね。
【面白さ】よりも
【自分の趣味】が優先してしまう危険性があります。
こういうネタを作ってしまうと、
お客さんは置いてきぼりみたいな感じに
なってしまう可能性が高いんですね。


現に私も、【特撮ヒーロー】とか【推理小説】が大好きなので
そのジャンルのネタは、なるべく避けるようにしています。
とは言うものの、自分の好きなジャンルは作りやすいですから、
そういうネタを作る時には、マニアックにならないように
胆に銘じる事が大切かと思います。


次に、二つ目として
【擬人化ネタも、なるべく避ける】という事です。


本来は喋らないものが喋るという【擬人化】という手法があります。
古典落語にも、タヌキやキツネが喋ったりなんて噺は
広く演じられています。
新作落語だと、電化製品や大工道具などの
無機物が喋ったりなんて噺もあるでしょう。


これはお客さんにも判りやすくて、
噺も作りやすいです。
喋らないものが喋った時点で、もう既に落語ですからね。


しかし作りやすいがゆえに、
このパターンを使いだすと、どのネタもみんな
擬人化する方向にいってしまう傾向があるんですよね。
それは自分の作品の可能性を
狭める方向に進んでしまう事になりかねませんから、
色んな創作落語を作りたいと思ってる方は
擬人化作品には、なるべく頼らない方が
ベターなのではないかと思いますね。


そして三つ目が
【笑いの構図を単純化する】という事です。


創作落語を作っていると、ベタになる事を嫌って
ストーリーを複雑にしたり、二転三転する展開にしたりと
自分なりの工夫をされる方もいらっしゃいます。
そういう【営業努力】は素晴らしいんですが、
それがかえって、自分の首を絞める可能性も
あるんじゃないかと思います。


落語というのは、その場その場の刹那的なものです。
本のように読み返したり、DVDのように見返したりは
決して出来ません。
言葉として発した瞬間、
そこでお客さんに伝わらなかったらアウトなわけです。
下手にストーリーを複雑にすると、
伝わらない危険性が高まるのではないかと思います。


お客さんが噺を聞き進めた時、
『あ、この噺は、こういうパターンで
笑いを取っていくんだな』という事が
ある程度、予測できる展開がいいんじゃないかと思います。


私の個人的な感覚では、70~80%くらいは予測がついて、
後の20~30%くらいで味つけしたり、展開を裏切ったりくらいが
聞いてる方も心地よく、面白く楽しめるのではないかと思います。
そのためにはやはり、
【子供が父親をへこます噺なんだな~】とか
【奥さんが旦那さんの悪口を言う噺なんだな~】といった
瞬時にお客さんが飲み込めるように
笑いの構図を単純化するという事が重要かと思いますね。


他にも細かい事は色々ありますが、
20年間、創作落語を作ってきて、
この三つが、割と気をつけなければと思っている事ですね。


これからも、
少しでも面白い作品が書けるように
日々、精進していかなければならないと
20年目にして思う私です。


微笑亭さん太

祝(?)創作落語20周年!【前編】

月日の経つのは早いもので、
初めて創作落語を作ってから、
今年で20年になる事に最近気づきました。


今まで自分で高座にかけたネタは72本ですが、
それ以外、アマプロ問わず他の方に提供したもの、
書いただけで世に出ていない未発表作を加えると
確実に100本は超えていると思います。
でも、文枝師匠を始めとする創作派の師匠方に比べたら
全然少ないですよね。


落研時代から古典落語一筋(笑)だった私が
なぜ創作落語を作るようになったかと言えば
一言で言えば【マクラとのギャップに苦しんだから】
という事になるでしょうね。


学生時代から小朝師匠を崇拝していた私は
小朝師匠がやられているような、オシャレで面白いマクラのネタに
とても憧れを抱いていました。


ですから小朝師匠のマクラを
そのまま高座で使わせていただいていたのですが、
徐々に自分でも作るようになっていきました。


最初は、あまりうまくいかなかったものの
だんだんと笑っていただけるようになり
ネタを作るのがとても楽しくなってきました。


ところが本題に入って普通に古典落語をやると
それまでウケていても微妙な感じになり
終わった後は【今イチ感】が漂うような高座もあったのです。


諸先輩方からは
『マクラだけで下りてこればよかったのに(笑)』みたく
言われる事も、しばしばあり、
真剣に悩んだ事が何度もありました。


そこで、思ったのです。
『自分のマクラに対抗するためには、自分で本ネタを作るしかない』と。


当初は『古典落語を作りたい』などという
目標を掲げていた事もあって、
擬古典の物ばかりを作っていたのですが、
次第に現代物も書くようになりました。
2004年に【六人の会】の台本コンクールで
最優秀賞をいただいてからは、
プロの方にも作品を提供し始めた事もあり、
作るペースも上がっていきました。


とは言うものの、
自分が板にかけた72本のうち、
頻繁にかけている物といえば、精々25、6本しかありません。
ほとんどが、かけ捨て状態となっている物ばかりです。
これは大反省しなければいけませんね。


振り返ってみると、最初の作品から20作くらいは
実に【攻めている作品】が多いな~という印象があります。
その頃はもちろん、自分がやるために
自分のためだけに書いてましたから、
自分の趣味が色濃く反映されている傾向があります。


『城金屋繁盛記』『中魔界八景』『辻駕籠問答』『秘薬の効き目』
『続・たらちね』『調べの極意』『江戸悪魔奇談』
『哀縁喜縁』『正夢屋』『笑いの殿様』『江戸っ子権助』等々・・・
タイトルを羅列したところで、
もちろん誰にも判りませんが(笑)
当時は苦労して書いた作品群です。
今でもよくかける『こうもり』は第3作、
『お伽村』は第4作でした。


これらの作品を演じている
過去の自分の高座の録音を聞くと、
本当に怖いもの無しで攻めてるんですよね(苦笑)
今では、とてもこういうネタは書けないという作品ばかりです。
そういう意味では、自分の作風もマイナーチェンジくらいは
してるのかな~とは思いますね。
今はちょっと、【置きにいってる作品】が多いので
この頃の【攻めの気持ち】を少しは思い出すべかなと
20年経った今、思っている次第です。


明日は、
【創作落語を作る時に気をつけている事】について
書いてみたいと思います。


微笑亭さん太

神の事は、ほっとけ

子供たちの素朴な疑問に答えてくれる
【こども電話相談室】というのがありますが、
時に突拍子もない質問をしてくる子供たちの
相手をする相談員の方も、なかなか大変だと思いますね。


以前その【こども電話相談室】に
『神様と仏様は、どちらが偉いのですか?』
という質問が寄せられましてね。


それに対する相談員の答えと言うのが、
「昔、ある歌手が【お客様は神様です】と言いました。
その歌手のお客さんはお年寄りが多くて、
皆さん亡くなりました。
皆さん、仏様になったんですね。
神様が死んで仏様になったので、
仏様の方が偉いでしょうね」
と答えたという話がありましてね。


『座布団一枚!』という感じの回答ではありますが、
明確な答えは、恐らく誰にも
出来ないんじゃないかと思いますね。


大体我々は苦難に直面した時、
『神様、仏様、どうぞお助けください・・・』などと、
二股かけて助けを請う場合がほとんどですからね。
日本人にとっては神様も仏様も、
ごちゃまぜになっているような印象があります。


一般人だけじゃなくて、お寺だってそうですよ。
例えば清水の舞台で有名な清水寺は
【十一面観音】を本尊とする【お寺】ですけど、
【大黒天】も祀られてましてね。
大黒天は、元を辿っていくと、密教の【神様】でして、
それが日本に伝わった後、大国主命と結びついて
七福神の一人となったんですね。


大黒様は【仏教の神様】であると同時に、
【神道の神様】でもあるわけですから、
ややこしいですよね。
「神様と仏様だったら、仏様の方が偉いんだよ」
「どうして?」
「神は信じるものしか救わないけど、仏はみんな救うから」
信心深い方はそんな風に言うのかもしれませんが、
『実は神様も仏様も、一度も願いを叶えたことは無い』と
仰る方もいますね。


「大体さ、仏や仏教は【解脱】がテーマだから、
願いや煩悩なんか捨てちまえって事だし、
神は祀らなきゃ祟るし・・・
どっちも、そんなに優しくないんだよ」
「なるほど。つまり、無条件でプレゼントを配って回る
【サンタクロース】が一番偉いって事だね」
言いえて妙な気がしますね。


徳の高いお坊さんに、
神と仏について聞いた方がいましてね。
「和尚、神とは何でしょうか?」
「神とは人が想像する先祖、創造主である」
「では、仏とは何でしょうか?」
「仏は、坊主が金を取るための方便じゃ」
・・・それを言っちゃおしまいですけどね。


微笑亭さん太

手遅れにならずに臓器発見できました

海の中の事だとか宇宙の事というのは、
まだまだ解明されていない事や新たな発見が沢山ありますが、
それは海や宇宙が、あまりにも広大であるからですよね。


ところが狭いはずの人体、人間の体の中においても、
新たな発見というのはあるようですね。


腹膜の一部で、
腸管を腹腔後壁に連絡する役割をしている
【腸間膜】という器官がありましてね。
何百年もの間、腸間膜は消化器系の臓器とは
分離された構造だと考えられ、その役割が軽視され、
臓器ではないと思われてきたんですね。


しかしこのほど、腸間膜が
『他の臓器と分離した構造』ではなく
『他の臓器と連続した構造』である事が発見されたそうでしてね。
平たく言えば
『人体から新たな臓器が発見された』という事ですね。


「新たな臓器が発見された事により、人体はどうなるんですか?」
「ええ、【五臓六腑】が【六臓六腑】になります」
腸間膜が新たに臓器として分類されたからといって、
人体の構造が大きく変わるわけではありませんが、
百年以上信じられてきた医学の常識が覆ったというのは、
驚くべき発見ですよね。


腸間膜が新たな臓器だと主張し続けた研究者の方は、
ひょっとしたら、周りからの
バッシングを受けたかもしれません。
そんな時は記者会見を開いて涙ぐみながら、
「腸間膜は、ありま~す!」
なんてな事を言ったんでしょうね・・・割烹着姿で。


人体にとって必要ではないと思われていた臓器が、
実は必要だったというような例は、
これまでも度々ありましてね。
盲腸や扁桃腺や胆嚢なんてのがそうですね。


「人体で役に立たない部位なんてないだろうね。
まあ、髪の毛くらいかな?
髪の毛は無くなっても、生存には影響なさそうだからね」
「何言ってんだ、髪の毛のある無しは、
そいつの子孫繁栄に影響するだろ!」
まあ確かに、そうかもしれませんけどね。


病院に行ってレントゲン写真なんかを撮った時、
その写真を見たお医者さんが
不自然な言動をしたりすると気になりますよね。
「俺さ、この間腰を痛めて病院に行って、
レントゲン撮ってもらったんだよ。
そうしたら、明らかに人体標本で見た事がない部位が写ってたんだよね」
「えっ、そうなの?」
「ああ。何だか、皮膚と内臓の周りに
広くて厚い層みたいなのが写ってるんだけど、
医者は笑ってごまかしてるだけで、何も教えてくれないんだよ」
「そうなんだ」
「何か重大な病気だったら、どうしよう?」
「・・・うん、それは【脂肪】だね」
・・・やはりメタボ対策だけは、
しっかりしておくべきですね。


微笑亭さん太
微笑亭さん太 プロフィール

微笑亭 さん太

Author:微笑亭 さん太
愛知県豊田市在住
豊橋落語天狗連所属

公演依頼される方は、
090-8133-6921
にお電話下さるか、
hohoemiteisanta@yahoo.co.jp
あるいは、
hohoemitei-santa@hotmail.co.jp
までメール下さい。

アマチュア落語家として高座に上がる一方、創作落語を執筆し、自ら演じたり、プロの師匠方にも提供しています。寄席、イベント等に呼んでいただければ、喜んで駆けつけますので、よろしくお願い致します。

『悪質商法撃退落語』『振り込め詐欺防止落語』『認知症落語』『納税推奨落語』『男女共同参画落語』などの、特定のテーマの落語口演も致します!

また、イベントの司会、台本や原稿等の執筆依頼も受け付けておりますので、お気軽に御連絡下さい。


●エフエムとよた
【ラブィート演芸 楽市・落語】パーソナリティ
日曜日午後6時~6時半(隔週担当)放送中!


《受賞歴》
平成16年 『六人の会』主催 
第1回全国落語台本コンクール
最優秀賞

平成20年 落語協会主催
落語台本コンクール
佳作

平成21年 国立演芸場主催
漫才・コント台本コンクール
最優秀賞

平成21年 池田市主催
社会人落語日本一決定戦
3位入賞

平成22年 池田市主催
社会人落語日本一決定戦
奨励賞受賞

平成24年 落語協会主催
落語台本コンクール
優秀賞

平成24年 上方落語協会主催
落語台本コンクール
佳作

平成25年 池田市主催
社会人落語日本一決定戦
藤本義一賞受賞

平成25年 上方落語協会主催
落語台本コンクール
佳作(2期連続)

平成27年 落語協会主催
落語台本コンクール
最優秀賞

平成28年 落語協会主催
落語台本コンクール
優秀賞(2期連続)









微笑亭さん太 『団塊居酒屋』(さん太・作) 動画

団塊居酒屋 前半

団塊居酒屋 後半


《プロの師匠方への提供作品》

『こうもり』 春風亭小朝師 林家たけ平師 三笑亭可龍師 林家木久蔵師 春風亭ぴっかり師

『オトナの試験』『恋するオ・ト・メ』『短パン刑事』『同窓会』 桂かい枝師

『身投げ橋』 春風亭昇太師 五明楼玉の輔師

『人面瘡』 春風亭小朝師 桂三木男師 鈴々舎風車師 千原ジュニアさん

『茂造の恋』 春風亭小朝師 五明楼玉の輔師

『お伽村』 林家木久蔵師

『豆腐小僧』 春風亭小朝師 林家正蔵師

『トイレ革命』 三遊亭亜郎師

『こくせん』『幸せの指南書』『改訂版・寿限無』 林家ひろ木師

『地球最後の日』 三遊亭丈二師 三遊亭吉窓師

『罪を憎んで・・・』 月亭遊方師

『かごめかごめ』 桂文雀師

『転校生』柳家小せん師

『リベンジ商店街』古今亭駒次師



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