忍びねえな~
今、イスラム国家であるイランの女性の間で
『忍者ブーム』が起きてるんだそうですね。
イランの女性は、顔以外の体全体を黒い布で覆う
イスラム圏の衣装『チャードル』をまとってますので、
これが忍者の衣装と若干カブってるんですね。
護身術にもなるという事で、
イラン国内で約3500人ほどの女性が、
戸隠流の忍術を習っているそうですが、忍者が忍術を使う時には、
秘伝の巻物を口にくわえて印を結んだりしますが、
イスラム教の国ですから、コーランを口にくわえて印を結ぶんでしょうね。
戸隠流の修行者は、世界で10万人以上いると言われてまして、
忍術は日本よりも欧米で普及しているようですね。
我が国日本では、
忍術を学問として学ぼうという動きが出ているようですね。
三重県津市の三重大学では新年度から、
忍者の知識や技をまとめる『忍術学』の研究を始めるそうでして、
甲賀流忍術唯一の継承者とされる武術家、
川上仁一さんって方を特任教授に迎えたそうですね。
この方、6歳の頃から手裏剣や武術を習い、
18歳にして甲賀流忍術を継承する
21代目の師範となられたという、大変な方だそうですね。
時代劇だとよく、伊賀と甲賀の忍者が
流派の違いから壮絶なバトルを繰り広げていたりしますが、
この川上さんは『伊賀流忍者博物館』の名誉館長でもあるそうでして、
伊賀甲賀の流派の違いはほとんどなく、結構仲はいいみたいですね。
暗殺やスパイの役割を担った忍者の技は門外不出で、
大半が口伝である事から資料も少ないんですが、
この研究を通じて、忍者が体得していた技や武術を映像化して記録したり、
スパイ活動のための変装テクニックを分析したりするそうですね。
忍者の教えには、武器の使い方から火薬の調合、
相手を誘導、攪乱する心理テクニックも含まれ、
結構奥の深いものがあるようですね。
こういうところで忍術を学んだ女性を、
奥さんにしたりすると大変でしょうね。
奥さんの留守に、旦那さんが自室でこっそり、
パソコンでHなサイトを見てたりすると、
「…あなた、やっぱりそんなものを見てたのね!」
その声に振り向くと、
壁紙と同じ柄のシートで完璧に擬態していた奥さんが、
おもむろに壁から姿を現したりするわけですね。
残業だとウソをついて飲んでたりすると、
飲み屋の天井裏に忍び込んだ奥さんに、
しっかり見られてたりしましてね。
頼みもしないのに『団子汁』が出てくるもんですから
『おかしいな~』と思ったら、奥さんの仕掛けた
『すいとんの術』だったりするわけですね。
表へ出たら出たでもって、何か空を飛んでるものがあるな~と見ると、
奥さんが巨大風呂敷を使った『むささびの術』で、
ビルからビルへ飛び移りながら尾行してきたりしましてね。
こんなスゴ技の奥さんの監視下に置かれたら、
旦那さんが逃げ切る事は、ほぼ不可能でしょうね。
微笑亭さん太