頑張った人には、完投賞
『予告先発制度』というのがありますよね。
パリーグでは、1983年に開幕戦限定で導入されて以来、
2005年からは、交流戦を除く全試合で実施されてます。
もっとも予告先発といっても、
今の先発ピッチャーは一週間に一回しか投げませんから、
予告しなくても大体判ってしまいますけどね。
しかも投手の分業制が確立した現代野球では、
先発投手は6回程度しか投げませんから、
試合に出ている時間は2時間ちょっとくらいです。
一週間に実働2時間ちょっとで億単位の年俸を持っていくわけですから、
考えてみるとプロ野球のピッチャーというのは、いい商売ですよね。
この予告先発を、
セリーグも今シーズンから導入するらしいですね。
予告先発の導入については、賛否両論あるわけですが、
最大のメリットは前日に先発が判れば、
その投手を見たいファンが球場に足を運んでくれるという事ですね。
それに先発投手も、翌日の登板を隠すために、
グラウンドで報道陣向けの『演技』をする必要がなくなりますから、
余計なストレスから開放されて野球に集中できますよ。
あと、左右どちらの先発か判らない時に使う『偵察要員』も不要となりますね。
ただこのシステムというのは、
お客さんの不入りの原因が明らかになりますから、
先発投手にしてみるとプレッシャーですよね。
人気のない投手は、お客さんに来てもらうために、
心ばかりの粗品を配ったりするわけですね。
あるいは、自分だけでは心もとないと思う人は、
ゲストとして、巨乳グラビアアイドルに来てもらいましてね。
「何でグラビアアイドルが、水着でグラウンドにいるんですか?」
「ええ、今日は先発の『谷間』です」なんてんでね。
中には、お客さんの頭を洗ってドライヤーで乾かしてあげるという、
変り種のサービスをするピッチャーもいましてね。
これがいわゆる 『洗髪乾燥のエース』というヤツなんでしょうね。
予告先発があるのなら、『予告乱闘』なんてのがあってもいいですよね。
両軍が入り乱れての乱闘というのは、色んな意味で盛り上がりますから、
あらかじめ『この試合で必ず乱闘があります』なんて事が判っていれば、
ファンのモチベーションも上がりますよ。
ちょっと厳しいボールが打者の胸元にいくたびに、
「あ、ここで乱闘か?もういくんじゃないの?」
てな具合に、ドキドキ感が増しますよ。
で、なかなか乱闘の場面が訪れないと、業を煮やしたファン同士が、
スタンドで乱闘になっちゃったりしましてね。
予告とは真逆に、全て隠すという
『覆面オーダー』というのも面白いかもしれませんね。
選手が誰か判らないように、全員が着ぐるみを着て試合に臨むわけですね。
巨人の試合を見に行くと、
9人のジャビット君が守備位置についてたりしましてね。ファンはそれを見て、
「…あの投げ方からすると、今日のピッチャーは沢村じゃね?」
なんてんで、スタメンが誰なのかを当てる楽しみが出てきますからね。
試合終了後には全員が着ぐるみを脱いで正体を明かすわけですが、
ふと見たら、ピッチャーとキャッチャーが
ナベツネさんと清武さんだったりしましてね…あっと驚くどんでん返しも、
このサービスならではの醍醐味と言えるでしょうね。
微笑亭さん太