まんじゅうこわい?
『こうた寄席』に出演してきました。
毎年、秋に行われている恒例の寄席で、
今回で4回目の寄席です。

『宿替え』 鶴橋減滅渡
『禁酒番屋』 若鯱亭笑天
『竹の水仙』 微笑亭さん太
ここの寄席は、いつもとても良いお客さんなんですが、
昨日も寒い中、160名もの方がお越し下さいました。
しかも皆さん、ほとんどの方が
前売りで買って下さってるというのが、とても嬉しい事です。

今回は笑天さんに参加していただいて
『尾張VS三河』というコンセプトでの寄席でした。
会館のHPを見たら、笑天さんの名前が間違って
『笑王』になってましたが、きっとそれを見たお客さんたちは、
『どんな笑いの王様が来るんだろう?』と、
めちゃめちゃ期待しながら来られた事と思います(笑)
昨年まで館長を務めてらっしゃった方が、
「これ、皆さんで召し上がって下さい。
幸田名物の『タンサンまんじゅう』です」
と言って差し入れを下さいました。

「ヘルさん、笑天さん、幸田名物の『タンサンまんじゅう』だそうですよ」
「炭酸まんじゅう?食うたら、口の中泡だらけになるんかいな?」
「いや、そんな事はないと思います」
「ほんなら、懐中電灯に入れたら明かりがつくんかいな?」
「その単三じゃありません」
…楽屋では、想定範囲内でのボケ合戦が繰り広げられる中、
良い雰囲気で寄席は進んでいきました。
終演後、私が何気なく職員の方に
「『タンサンまんじゅう』って幸田の名物なんですか?」
「え?…私は、よく知らないんですけど」
「あ、そうですか。…そちらの方、ご存知ですか?」
「いえ、私も知りません」
誰に聞いても『タンサンまんじゅう』を知りません。
『本当に名物なんだろうか…』そう思ってるところへ、責任者の方が、
「皆さん、本当にお疲れ様でした。これ、どうぞお持ち帰り下さい」
と、包みを下さいました。
何だろうと包みの上から触ってみると、
明らかに、まんじゅうらしき物が入っている感覚が。
『まさか、この中にも…?』そう思って開けてみると…

本当に良い寄席でした。
また是非呼んで下さい。
微笑亭さん太