ドゥゲザーしようぜ!
随分盛り上がってるようですね。
選挙になるとよく、候補者が土下座をして、
「○○をどうかよろしくお願い致します!
勝たせてやって下さい!男にしてやって下さい!」なんてんで、
何かのヨガのポーズかと思うくらい額を床にこすり付けて、
深々と頭を下げている光景なんかを見かけたりしますよね。
高く飛ぶためには、
より低く身を屈めなければならないと言いますが、
当選した後、ふんぞり返るためには、
あれくらい頭を下げてちょうどいいのかもしれないですね。
でも、この『男にして下さいと土下座する』のは、
選挙における『テッパンネタ』だそうですね。
選挙というのは票の奪い合いですから、
『一票を私に下さい!』とやるのが普通なんですが、
あまりそれを言うと、有権者に一票の重みを意識させてしまって
『…本当に、この候補者でいいんだろうか?』と考えさせてしまうんですね。
投票の際、有権者が真剣に考えてしまったら
落選する候補ばかりが立候補してるのが選挙ですから、
何だか判らない『ノリ』で投票させてしまうしかないんですね。
ですから『私を男にして下さい』と土下座して頼み込むと、
有権者は優越感をくすぐられて、
何とか助けてやろうという気持ちになるわけですね。
当然、マツコ・デラックスやミッツ・マングローブが選挙に出たとしても
『私を男にして下さい』と頼まなきゃいけないわけですよ。
選挙に勝つためには各陣営が色々と知恵を絞るわけですが、
浦島太郎が『絶対に開けてはいけません』と言われた玉手箱を開けてしまったように、
人というのは『○○してはいけない』と言われると、
ついついしてみたくなりますよね。
こうした人間心理を『カリギュラ効果』と呼ぶんですが、
このカリギュラ効果を選挙に取り入れてみたらどうですかね。
今までのように、大声で候補者の名前を連呼するんじゃなくて、
目立たない軽自動車か何かに乗って、極力ボリュームをしぼったマイクで、
「…こちらは候補者の○○ですが…私が選挙に出ている事は、
決して他の人には言わないで下さい…」
なんてな事を言うわけですね。
ポスターもデカデカと貼るのではなくて、
名刺サイズくらいの小さいポスターで、
文字もハングル文字か何かで書かれてて、読めなかったりするわけですね。
そうなりますと、有権者の皆さんは気になって気になって、
調べてでも投票するようになるんじゃないでしょうかね。
微笑亭さん太