美・ケアフル
『美人に見える条件』というのは
幾つか挙げる事ができますね。
例えば『神秘性』です。
よく無名の女優や歌手がいきなり現れて人気が出た時に、
『彗星の如く現れた』という表現を使いますが、
あれも、誰もプロフィールを知らない、人となりを知らない、
正体不明だという事で、実際の何倍も美女に見えたりするわけですね。
仮に本当の事であっても、『肥溜市立僻地高校・卒』なんて書いたり、
家に帰ったら股火鉢の毎日ですなんて事が判ったら、ブチ壊しなわけですね。
それから、『クールビューティー』なんて言葉もあるように、
凛とした雰囲気を持ち、センスがよく、
幸せオーラを持っている事だそうです。
昔は、ちょっと不幸そうな、
陰のある美人が持てはやされた時代もありましたが、
今は美人の人口そのものが増えたため、
『景気悪そうな顔をした女まで、
美人と呼んでるゆとりはありませ~ん!』てな事になったんですね。
ですから、美人オーラ=幸せオーラという事のようですね。
さらに、華があって清潔感があり、頭の良さも求められます。
容姿と頭の良さは関係ないように思われますが、
同程度の美人だったら、頭の良い方が
より美人に見えるというデータがあるんですね。
そりゃそうですよね。
『卵を英語で何と言いますか?』と聞かれて、
満面の笑みで『タマァゴゥ!』と、英語っぽい発音で言われたら、
ちょっとこの子とは付き合えないかもな~って思っちゃいますもんね。
あと、きちんとしている事も大切です。
だらしない人はたとえ綺麗でも、
絶対に美人とは呼ばれないですから。
化粧崩れしていたり、
スカートからシャツの裾が少し出すぎていたりなんてのはダメです。
トイレの個室の中など、見えないところで気を抜いてても構わないんですが、
出てくる時には完璧にして出てこなくてはいけません。
化粧も服装の乱れもチェックして出ていったら、
トイレットペーパーをスカートの後ろから
尻尾のように引きずって出てきちゃったなんてのは、もっての外です。
ただ皮肉なもので、
女性は完璧すぎると美人の印象を減らしてしまうんですね。
完璧すぎると退屈で、フェロモンも出なくなるそうですから、
どこかに危うさをはらんでいた方が良いようですね。
ですから、三ヶ月にいっぺんくらいは、
飲みに行った帰りに、へべれけに酔っ払って溝に落ちておくとかして、
『私って結構、スキがあるでしょう?アピール』を
しておいた方がいいみたいですね。
微笑亭さん太