公募も腕の誤り
『求む、店長』なんてんで、店長を募集している広告を見ると、
後から偉いさんが出来るってのも妙な話だな~と、
若干の違和感を覚えたりしますが、この度、
育毛サービス大手の『毛髪クリニック リーブ21』が、
インターネットの転職サイトを通じて
『時期社長を公募する』と発表したんですね。
いきなり3千万以上の年収を貰って、
社員800人、売上高150億の企業を率いる事になるわけですから、
店長どころの騒ぎじゃないですよ。
そもそも何故こんな公募をしたのかと言うと、
社員の平均年齢が若くて経営を担う人材がいないからという事でして、
一年半後をメドに、現社長から代表権を譲り受ける事になるようですね。
『リーブ21』だけに、人材難もネットで公募すれば
『悩み無用』という事なんでしょうね。
とは言っても、
ホームレスの方が明日から急に社長になれるかというとそうではなく、
海外進出や上場を狙う企業ですから、『大卒以上の学歴が必要』だったり、
『大規模なプロジェクトリーダーの経験がある事』などが
条件になっているんですね。
いくらプロジェクトリーダーと言っても、
『町内会の親睦旅行の幹事の経験がある』とかではダメですからね。
あと、条件に明記はされてませんが、
業種が業種だけに、きっと『薄い方はダメ』なんでしょうね。
そして今は大丈夫であったとしても、就任した後、
ハゲてしまった途端にクビになっちゃうんでしょうね。
こういう人材の公募というのは、
停滞している状況へのカンフル剤としては打ってつけですから、
いっその事、総理大臣なんかも公募しちゃったらどうですかね?
どうせいつも『誰がやっても同じ』と揶揄される職業なんですから、
混沌としている政界を活性化するためにも、
公募するというのも一つの手だと思いますよ。
公募の条件としては、
まず第一に『あきらめのいい人』…これは本当に大事ですよね。
これには、今の日本国民全員が大きく頷いてくれるんじゃないでしょうかね。
あと『無駄なやる気を持っていない』とか
『辞めるという言葉の意味をちゃんと理解している』なんてのも、
条件に挙げられるんじゃないですかね。
それから大病院の院長先生なんてのも、
公募してみるといいんじゃないですかね。
『院長、求む!お医者さんゴッコの経験豊富な方。誰にでも出来る簡単な仕事です』
仕事と言えば、後ろに医師や看護師を沢山引き連れて、
病院内の廊下を歩くだけですから。
適当に病室に入って患者さんに声をかけるんですが、
『どうですか?』と『お大事に』の二つの台詞さえ言えれば問題ないわけですから、
口下手な方でも十分務まりますよ。
あの『エグザイル』も、
またそのうちにメンバーを公募すると思いますよ。
今は十四人ですが、最終的には
『エグザイル48』ぐらいまでになるでしょうからね。
公募の条件はただ一つ、『縦一列になって横に回れる事』
ですから、腰痛を患ってる方なんかは、
エグザイル入りは断念せざるをえないですね。
微笑亭さん太