ブルーになる話
景観改善のために街路灯を青色に替えたら、
犯罪件数が減少したという事がありましてね。
これを真似して、奈良県が05年に青色照明を導入したところ、
やはり夜間の犯罪件数が1割減ったそうですね。
これは、青色照明に防犯効果がある事を示していますよね。
と言うのも、青色の光で照らされると、
体の横幅が実際より大きく見えて、ガタイがよく見えるために、
襲われにくくなるそうです。この現象の事を、
『ブルーライト・横幅』と呼んでいるそうですけどね。
最近、鉄道会社がこの青色照明を、飛込み自殺防止の目的で、
踏切や駅のホームに導入する動きがあるそうですね。
京浜急行では、横浜の弘明寺駅のホーム端の照明を青色に替えたところ、
毎年、2、3件は起きていた飛び込み自殺が無くなったそうですね。
青というのは『落ち着く』とか『冷静』といったイメージがあるので、
早まった行動を抑制する働きがあるのかもしれませんね。
鉄道への飛び込み自殺というのは、
年間、640件以上起きているそうなので、
青色照明によって、この数字を減らす事は十分に可能じゃないですかね。
それだけじゃありません、スポーツの分野でも応用できますよ。
サッカーの『なでしこジャパン』が試合をする時には、
日本側のゴールを青くぬっておけば、
自殺点を防ぐ事が出来るんじゃないでしょうかね。
他にも、青などの寒色は後退色と呼ばれ、
実際より引っ込んで見えるんですね。
逆に赤、黄色、オレンジ系などの暖色は、進出色といって飛び出して見えます。
ですから女性の服を作る場合、胸には赤を、
ウェストのあたりには青を使えば、
それだけでもナイスバディと思わせる事が出来るわけですね。
また、暖色系の色は時間を長く感じさせ、
寒色系の色は時間を短く感じさせるそうですから、
彼女がデートに青色の服ばかり着てきたら、
『早くデートを終わらせたがってるんだな』って事が判って便利ですよね。
色というのは、重さの感覚にも影響を与えましてね、
同じ形、重さの物でも、黒い物というのは白い物より、
1・87倍重く感じられるそうですね。
ですから女の子たちは、彼氏にお姫様抱っこをしてもらう時には、
なるべく白い服を着てくるというぐらいの、
乙女の嗜みがあってもいいんじゃないでしょうかね。
最近、お年寄りの服の袖にコンロの火が燃え移って、
大火傷を負うなんという事故が頻発しているそうですね。
これは老人性白内障が原因でして、白内障になると、
波長の短い青や緑系の色が見えづらくなるんですね。
その結果、コンロの青い炎を見落として、
このような事故に結びつく事が多くなるそうですね。
ですから、お年を召した方は、
コンロの前に立つ時は袖口なんかに気をつけていただきたいですね。
特に政治家の方は要注意ですよ。
何しろ、『袖の下が長い』ですからね。
他にも、『宿題が残っている夏休み最終日の小学生』が立つと、
尻に火がつきますし、『元恋人同士』が立つと、
焼け棒杭に火がつく恐れがありますから、十分に気をつけていただきたいですね。
微笑亭さん太