節電に、泣イター
日本中が節電モードになっているこの夏ですが、
今になって考えてみると、計画停電も2回ほどしか行われてないわけですし、
結局のところ日本という国は、
原発がなくても電力はまかなえるんじゃないかという話も出てますね。
本当のところは、ごく一部の人にしか判らないんでしょうけどね。
今は何だか、皓皓と明かりがついているだけで、
条件反射的に物凄く罪悪感を感じてしまいますよね。
ですから、本来ならば明るいものも、
全体的にトーンを落とした感じになっていくんでしょうね。
アイドルなんかでも
『秋葉原モエで~す!』なんてキャピキャピだったのが、若干暗めの
『……鈴木イネです……』なんて子がデビューしたりするわけですね。
歌を歌うと電気を使うので、
お客さんの前で延々と『あやとり』してるだけというアイドルなんですね。
太神楽の芸人さんなんかでも、
『おめでとうございま~す!』なんて言ってたのが
『おめでたい…ですか?』って聞いてきたりするんですね。
『いつもより少なめに回しておりま~す』なんてんで、芸も省エネなわけですよ。
しかし節電で大変だったのは、プロ野球の試合ですよね。
東京ドームでも、4割減くらいの照明でデーゲームでやってたりしましたよね。
暗くてボールを見失ったりして、野手は可哀想ですよ。
もう少し工夫して、飛ばないように球を砲丸にしてみるとか、
ボールにLED電球を仕込んでみるとか、色々手を尽くすべきですよ。
だけど考えてみたら変な話ですよね。
外は野球をやるには最適な快晴だというのに、
わざわざ屋根で囲って暗くした中で野球をやってるわけですからね。
『外へ出てやれよ』ってツッコまれるのは当然の事ですよね。
何か大規模な物を量る時に『東京ドーム何個分』という言い方をしますが、
これからは著しく節電されているものを表すのにも
『東京ドーム何個分』と言うようになるんですかね。
これからも、ますます節電の必要性というのが出てくるわけですから、
プロ野球の試合も、いっその事、
ライト一切なしで挑戦してみたらどうですかね。
観客全員に懐中電灯持参で来てもらって、
スタンドからグラウンドに向かって照らしてもらうわけですね。
その明かりを頼りに試合するわけですが、お客さんの入らない球場は、
ほぼ暗闇で試合をしなくてはならないというリスクもあります。
あるいは、スタンド全体にロウソクを立てて、
そのロウソクの明かりでやるというのもいいですよね。
で、一人アウトになるたびに、ロウソクを一本づつ消していくという、
ちょっと怪談チックな雰囲気になってしまいますけどね。
ランナーはロウソクの入った提灯を持って走るわけですね。
もちろん、試合全体のプロデュースは
『キャンドルジュンさん』にお願いするという事になれば、
なかなか幻想的で素敵な試合になる事は間違いないでしょうね。
微笑亭さん太