女子高生・アブない放課後
お天道様が出ていながら雨が降っているというような妙な天気の中、
27名ほどのお客さんがお見えになりました。

『権助提灯』 槍田家志ょ朝
『大工調べ』 微笑亭さん太
『お忘れ物承り所』 竜宮亭無眠
『三年目』 お好味家喜楽
久々に『大工調べ』を演りましたが、
良いお客さんに助けられて、何とか無事に高座を降りられました。
最近は創作を演る事が多い私ですが、やはり古典はいいですね。
創作を演っている時は
『小売店の社長さん』みたいな心境ですが、
古典の名作を演っている時は
『超一流企業の社員』になったような心境になれます。
古典落語の持つ圧倒的なパワーと存在感には、
常に畏敬の念を払わねばと思います。
この日は、
高校生の子たちが5人、取材で来てました。
恐らく落語を聞くなんて初めての事だと思いますから、
彼らにとっては『昨日の演者4人=落語のイメージ』という事になるわけで…
本当に申し訳ありませんと、高座で謝ってしまいました(笑)
しかも、16歳の女子高校生が
いきなり聞かされた噺が『お妾さんの噺』ですからね。
これはトラウマになるレベルかと思います。
こうしてまた、落語ファンを減らしていくんですね~(笑)

写真は、無眠さんが女子高生に
『今度、合コンやりまへんか!?』と、
めちゃめちゃ食いついているところです。
こうしてまた、落語ファンを減らしていくんですね~(笑…えない)
微笑亭さん太