記憶、正しく、美しく
誰しも会話の中に代名詞が多くなりますよね。
「ほら、それはさ、いつだったかアレになっちゃったからさ、
ナニのところに持ってっちゃってくれるかな~」って、
一つも固有名詞が登場しなかったりするんですね。
本来はよ~く知ってるはずの事がパッと出てこない事を
『アラ?現象』と呼んでるそうですが、
40代から60代の男女600人を対象に調査をしたところ、
『アラ?現象』が『非常にある』『ややある』と答えた方が
8割を超えてるんですね。
具体的な内容としては、
ダントツで多かったのが『知っている人の名前が出てこない』
これは経験された方も多いんじゃないですかね。
あと、『知っている漢字が書けない』とか
『映画のタイトルが思い出せない』なんてのもありましてね。
世のお父さん方も自分の身に振り返ってみれば、
全て体験してたりするんじゃないですかね。
家でくつろいでいる時に、
奥さんの目の前で自分の携帯が鳴りましてね。
奥さんの前で携帯が鳴ると、物凄くうろたえるお父さんが多いですよね。
街角で警察官に遭遇した時のように、
意味もなく挙動不審になっちゃいましてね。
また、間の悪い事に、名前の表示を見られちゃったりするんですよね。
「ちょっと、あなた、この『Mちゃん』って誰よ?何でイニシャルで登録してるの?」
「い、いや、べ、別に深い意味はないよ」
「このMちゃんって何て名前なの?」
「さ、さあ…え~っと…何て名前だったかな?」
まさに『知っている人の名前が出てこない』ですね。
「どうせ、美香とか美咲なんて名前の子なんでしょう。
どんな名前なのか、ここに書いてごらんなさいよ!」
「いや~、どんな字だったかな~?」
『知っている漢字が書けない』ですね。
「ああ、思い出した、取引先の松本さんだよ、ハハハ…本当だって。
そ、そんな事より、久しぶりに映画でも見に行こうか。
暫く一緒に見に行ってないもんな。『三丁目の夕日』以来だよね」
「…私、その映画、見に行ってないんだけど。誰と見に行ったの?」
「えっ!そ、そうだっけ?あれ、勘違いだな~。な、何を見に行って以来だっけ?」
『映画のタイトルが思い出せない』ですね。
この後、修羅場になったりしますんでね、くれぐれも記憶力が衰えないように、
日頃から脳を鍛えておくべきですね。
※告知です。
7/31(日) 午後2時~
『やせがえるの会』 木戸銭500円
名古屋栄・朝日神社にて
出演 米花家写碌 奈良家亮太 若鯱亭笑天 微笑亭さん太 竜宮亭無眠
8/6(土) 午後6時~
『ぱんとまいむ寄席』 木戸銭¥500
名古屋市東区徳川町2501マルカネビル1F
喫茶『ぱんとまいむ』にて(052-935-8441)
(JR中央線・名鉄瀬戸線・地下鉄名城線『大曽根駅』より南へ徒歩5分)
出演 微笑亭さん太 竜宮亭無眠 お好味家喜楽
微笑亭さん太