敵はイクメンありとても
『イクメン』と言ったりするわけですが、
日本では、育児に積極的な男性というのは、あまり多くありません。
ましてや、
育児休暇を取得する男性というのは凄く少ないですよね。
2008年の数字だと、男性の育児休業取得率は、
たった1・23%ですから、100人に1人、2人いるかいないか程度ですね。
共働きの家庭ですと、奥さんが仕事を休職して
子育てにあたるという事になるわけですが、
再び職場復帰できるという、女性の継続就業率も
38%にとどまってるんですね。
男性がもっと育児に参加してくれれば、
この数字もグンと上がる事が予想されますよね。
米メジャーリーグでは今季から、
妻の出産に立ち会う選手を『育休リスト』に入れ、
チームからの離脱を認める制度が始まったんですね。
これは、子供の誕生を控えた選手に、最大で72時間の休暇を認め、
その間球団は、マイナーリーグからの選手を
補充できるようになったんですね。
いかにも家庭を重視する
アメリカの国民性ならではの制度と言えるんでしょうが、
『何百万ドルも給料を得ているプロが、出産に立ち会うのを我慢できないのか』
など、賛否両論あるようですね。
同じメジャーリーガーでも、
日本人選手の場合は反応が違いますね。
4月下旬に長女が誕生したカブスの福留選手なんかは
『ユニフォームを着ている以上、試合に出るのは当たり前』と言って、
翌日ダブルヘッダーに出場し、4安打を打ったんですね。
でまた『娘が打たせてくれました』と仰ってたのが、
いかにも日本人らしいですよね。
ですから、のりピーも捕まった時に
『夫が打たせてくれました』って言っておけばよかったんですよね。
ただ同じチームの選手たちというのは、
同じようなサイクルで生活している事になりますから、
選手たちが奥さんと、ほぼ同じ日に子作りに励む可能性もあるわけです。
すると、レギュラー選手全員が
同じ日に育休を取るなんて事にもなりかねませんよね。
試合を見に行ったら、スタメン全員がマイナーリーグの選手だったら、
ファンも怒ってしまいそうですよね。
だったらもういっその事、職場に育児を持ち込んでもらって、
子連れでプレーする選手ばかりを集めてチームを作るべきですよね。
選手全員が赤ちゃんを背負ってあやしながらプレーする、
『シアトル・パンパース』とかね。
球場のベンチを見ると、多目的ベンチになってまして、
赤ちゃんを寝かしたりするスペースが確保されてるんですね。
攻撃に入る時に、ベンチ前で円陣を組んでるな~と思ったら、
みんな揃って授乳中だったりしましてね。
試合が佳境に入ってくると、交代のアナウンスとかも入ります。
「オムツの交代をお知らせします…パパに代わりまして、ベビーシッター」
なんてんで、試合中にもかかわらず、オムツ交換をしたりするという、
なかなか忙しいチームができあがるんでしょうね。
微笑亭さん太