香取より、山城より、柳沢より、シンゴ
日々生み出されていきますよね。
渋谷あたりでは、毎日のように新語が生み出され、
逆に死語となった言葉が消えていくという、
言葉の新陳代謝が非常に激しい状態です。
でも、今をとらえていて、面白い言葉も多いですよね。
太る事を『ポニョる』と言ったり、
一度も男女交際の経験がない人を
『シーラカンス』などと言ったりするそうでしてね。
シーラカンスって魚は、食べてもめちゃめちゃマズいそうですから、
十代、二十代でシーラカンスは、色んな意味で絶対言われたくないですよね。
セブンイレブンの事を『ブンブン』、
公衆トイレの事を『ハムト』と言うそうでして。
何で『ハムト』なのかと思ったら、
『公』という漢字を『ハム』と分解して、トイレの『ト』を付け加えた言葉で、
頻繁に使われているそうですね。
『定金(さだきん)』なんて言葉もあるんですが、
何の事だろうと思ったら、定額給付金の略なんですね。
でも、もう恐らく二度と使われない言葉ですよね。
若者たちは、世相批判というのも、結構うまかったりしますね。
高級官僚が、関係団体に甘えて天下りする事を、『甘下り』とか、
突然に総理大臣を辞める政治家の事を、『政辞家』なんてのは、
なかなか皮肉が利いてて面白いですね。
本家流行語である『婚活』に対して、恋人探しを『恋活』、
或いは、携帯メールのやり取りから恋愛へ発展する事を
『指恋』なんて言うのは、おしゃれなネーミングですよね。
一方、一過性のものではなく、市民権を得つつある言葉も存在します。
凄い人物の事を表す『神』なんて言葉はポピュラーになりつつありますが、
英語で最高を意味する『マキシマム』なんて言葉もありましてね。
最高を意味するのが『マキシマム』で、
最高のウクレレの弾き手が『マキシンジ』と言うわけですね。
空気が読めないという意味の『KY』なんて言葉は、完全に市民権を得ましたが、
今や『漢字が読めない』という意味でも使われてたりしますね。
このアルファベットを使った略語というのも色々ありまして、
『IK』で『イラッとくる』とか、
『KH』で『これはひどい』とか、
『ATM』で『あなたの便りを待っている』なんてのもあります。
他にも、『NHK』で『何か変な感じ』とか、
『NSX』で『何をしてもダメ』なんて、
Xを否定的な意味で使ってたりするんですね。
そうなると『SEX』も、
『死んでもエッチは無理!』って意味に変わってくるかもしれませんね。
略語は便利ですから、今後ドラマの台詞なんかにも、
アルファベットを使った略語が積極的に取り入れられるんじゃないですかね。
昼ドラで、正妻が夫の愛人に向かって『KDN!』なんて言いましてね。
KDN、『このドロボウ猫!』って事なんですけどね。
時代劇でも、悪代官が越後屋に向かって『ONW…』、
『お主も、なかなかのワルよのう…』って事ですよ。
二時間サスペンスのクライマックスでは、
主人公が相手に向かって『…YAH?』、
『…やっぱりあなたが犯人なのね?』…で、立ってる場所が『GK』、
『崖』だったりするわけですね。
あ、そういえば、
小朝師匠が、ご自分の『春風亭小朝 オフィシャルブログ』の中で、
私が楽屋にお邪魔した事を書いて下さってます。
さん太・作の創作を、自分で演ってるDVDもお渡ししたんですが、
そちらも見ていただけたようで嬉しいですね。
よろしかったら、小朝師のブログも見て下さいね。
微笑亭さん太