長電話という名の自殺行為
もう何年にも渡って言われてきた事なんですが、
このほど、世界保健機関(WHO)の専門組織である
国際がん研究機関(IARC)が、
携帯電話の電磁波とがん発症リスクとの関連について
『特定の脳腫瘍などを引き起こす危険性が、限定的ながら認められる』と
公式に認めたんですね。
WHOの組織が携帯の発がん性を指摘したのは初めての事ですから、
携帯業界に与える影響は必至ですよね。
早速業界から『十分な科学的根拠がない』『さらなる調査が必要』といった
声が上がる中、すぐに枝野さんが記者会見をして
「…ただちに健康に影響を与える数値ではない」
と発表したって話もありますけどもね。
IARCによると、『一日30分間、10年以上使い続けていると、
聴神経腫瘍や、脳腫瘍の一種である神経膠腫(こうしゅ)を発症する危険性が
1・4倍になる』という事らしいですね。
電磁波の悪影響を突きつけられた格好ですが、
毎日電車通勤されてる方は、満員電車の中なんというのは、
一種の『電子レンジ状態』なわけですから、ちょっと心配になりますよね。
『携帯を体から離せば、電磁波の影響は小さくなる』という事ですから、
これから携帯は、必ず家に置いておくようにすればいいですよね。
今回これを発表したIARCでは、
発がん性の評価を高い順に1、2A、2B、3、4の
5段階に分類されているんですが、
そのリストを見ると意外な物も入ってるんですね。
『X線』や『γ線』、『紫外線』や『タバコ』、『アルコール飲料』は判るとしても、
『コーヒー』や『野菜の漬物』なんてのも入ってるんですね。
という事は、タバコを吸ってコーヒーを飲んで、
紫外線を浴びて病院に行き、レントゲン写真を撮ってもらったりなんかしたら、
帰ってきたら『即死』ですよね。
ファミレスで、満面の笑みで
『コーヒーのおかわり、いかがですか?』なんて勧めてくるウェイトレスは、
殺意があるとみなしてもいいですよね。
他にも『染髪薬液』も入ってますから、
これから髪の毛を赤く染めた若者が近づいてくると、
お年寄りが『赤ガミが来た~!』と恐れられるかもしれませんね。
今後、人体に影響が出にくい携帯の開発という事が
課題になっていくと思いますね。
まず通話する際に人体から離した状態になるのが望ましいですから、
受話器を付けるべきですね。
そして通話やメールが気軽にできないように、
プッシュボタンからダイヤルに替えましてね。
充電機能があると、どんどん使ってしまいますから、
使う分だけその場で充電するよう横にハンドルをつけましてね。
受話器にダイヤルにハンドル…随分とレトロな電話が
出来上がるような気がしますね。
微笑亭さん太