小市民の楽しみ方
初めて寄席にみえる方のために、
『小市民寄席の楽しみ方』(天狗連蔵・著)より、
寄席の楽しみ方を抜粋して紹介させていただきます。
会場時間は開演の1時間前ですが、自由席という事もあり、
午後5時開演の寄席に、1時台から並ばれるお客さんがいます。
『じゃあ早く行かなくちゃ』と早くから並ばれるのはいいんですが、
ずっと立っているのもなかなか疲れます。
そんな時、ふと周りを見ると、毎年おみえになっている常連の方々が、
ニヤッと笑って、ドヤ顔で『折りたたみイス』を取り出される光景を目にするでしょう。
早く並ばれる方は、イス持参はもちろんの事、
熱中症で倒れた時のために『マイAED』を持っていかれるのがベターです。
開場になったらいち早く席を確保し、ロビー企画を覗いてみましょう。
小市民のロビーには色々な展示物が置かれています。
メンバー紹介のパネルはもちろんの事、
昨年の寄席におけるメンバーたちのアホ面を収めた写真展もあります。
そして今回は、『微笑亭さん太 迷作ギャラリー』と題して、
小市民の過去のパンフに使われた広告コピーを、幾つか紹介します。
そして『アブなくてNGになった、ボツコピー』なんてのも
紹介されている…かも?
コピーの人気投票が行われる予定ですので、
気に入ったコピーに投票していただき、投票者の中から抽選で、
欲しくもない粗品を差し上げる予定です。
寄席が始まったら、ひたすら、
慈愛に満ちた眼差しと寛大な心で舞台を見て下さい。
小市民のお客さんとしての座右の銘は
『ハードルを下げる』です。
『ロック&酎』というコンビがコントを演りますが、
見ている途中で信じられないような展開になったり、
当人たちが、慌てたりしどろもどろになったりする場面が、
必ずやあるかと思います。それを見て、
「ああいうのもね、きっと計算ずくでやってるのよ。凄いわね~」なんて
感心しながら隣の方に話してらっしゃる方がいらっしゃいますが、
それは単なる『事故』です。
女性陣の踊りをご覧になる時は、
皆さんの踊りを、全体的にバランスよく見て下さい。
くれぐれも、特定のお一方だけを集中的に見るのは止めて下さい。
『何か』を期待しながら、お一人だけを見ていてはいけません。
…ですから、夢見亭初音さんだけを集中的に見るのはダメですってば。
仲入りになったら、ロビーに行って、物販のコーナーを覗いてみて下さい。
「…おや、さん太が新しいCDを出したんだね!」

そうなんです、今回また新作のCDを作らせていただきました。
これをお買い求めいただくのも、小市民の楽しみ方の一つです(そうか?)
ご自分の分はもちろんの事、友人知人の分まで、
5、6枚まとめて買っていただいて、お中元代わりに贈ってみて下さい。
贈られて迷惑な物は、贈っても嫌がられます。
断ち切りたい友人関係がおありの方には、是非おすすめです。
終演後はメンバーを捕まえて、感想を言っていただいて結構です。
ただし、『面白かったよ』以外の言葉は、
耳が受け付けないモードに入っていますので、お叱りは全てスルーします。
何なら楽屋に訪ねてきていただいて、
全員に御祝儀を下さっても、誰も文句は言いませんので、
よろしくお願い致します。
7/9 (土) 午後5時~
10 (日) 午後2時~
『第32回 小市民寄席』 木戸銭¥1500
豊橋市公会堂にて
天狗連総出演! 両日、番組内容も違います!
是非、お越し下さい。
微笑亭さん太