もし高校野球の女子マネージャーが小市民のパンフを読んだら①
来るべき『第32回 小市民寄席』に向けて、
そこそこに練習をしています(…そこそこかい!)
もうチケットを購入された方、
これから購入される方、死んでも買う気のない方、
色々いらっしゃると思いますが、
小市民寄席をより一層楽しんでいただくために、
主だったメンバーの方々の紹介を
当人の承諾なしに、勝手にしていきたいと思います。
まずは『さまよえる天狗連の会長』、
自裂亭ゝ助(じれっていちょんすけ)さん。

元CBCアナウンサーのゝ助さんは、齢70半ばを超えられてますが、
今でも現役で、天狗連会長を務められております。
『天句会』という、メンバー参加の俳句の会の宗匠でもあり、
日夜、俳諧を続けておられる『俳諧老人』です。
最近は高座に上られなくなりましたが、かつては、
『心眼』『一文笛』『一眼国』『鰍沢』といった渋いネタを得意とされ
自作の『長篠合戦』は、実在した三河の武士、
鳥居強右衛門(とりいすねえもん)を主人公とした歴史スペクタクル落語で、
名作との呼び声も高いです(多分)
今回の小市民では『ご挨拶(口上)』で登場される会長ですが、
現在の目標は、『昨日の夕食のメニューをちゃんと言える事』だそうです。
続いては、『天狗連の看板スター』、
成田家紫蝶(なりたやしちょう)さん。

元公務員の紫蝶さんですが、年々、そのダンディさ、男の色気は増すばかり。
妙齢のご婦人方の目をハートマークにする技には、
ますます磨きがかかっています。
とても『カタチ』にこだわる落語をされる方で、
十八番の『芝浜』を始めとして、
『愛宕山』『船徳』『厩火事』『星野屋』『らくだ』『中村仲蔵』『豊志賀の死』など
高い技量を必要とする大ネタを、粋に、そして完璧にこなすその腕は、
プロを凌駕していると言っても過言ではないでしょう。
そんなカッコいい紫蝶さんは愛大の落研出身で、私の大先輩に当たるんですが、
現役時代の芸名が、現在の成田家紫蝶という粋な芸名とは似ても似つかぬ、
阿痴羅家小痴羅(あちらやこちら)だったというのが、
彼唯一の『黒歴史』だそうです。
今回は両日落語で出演、日曜日のトリを取られます。
そして、『天狗連の大幹部にして金庫番』の、
髪家三代(かみやさんだい)さん。

その芸名からも判る通り、床屋さんの三代目という三代さん。
お店は火曜定休ですが、ここ数年、
彼の心臓も時々『定休日』を取ろうとするもんですから、
手術や入退院も経験され、名実共に『大患部』となられました。
普段はとても温厚で優しい方なんですが、小市民寄席の稽古の時は、
期間限定で『鬼』になられます。
もちろん、たるんでいる我々メンバーを引き締めるためなんですが、
ところかまわず『カミナリ』が落ちるため、この期間だけは、
『髪家サンダー』と呼ばれたりします。
三代さんも愛大落研の大先輩なんですが、
同級生に当たる紫蝶さんとは対照的な芸風で、そのフラを生かした
『こんにゃく問答』『粗忽の使者』『蛙茶番』
『ねずみ』『きゃいのう』『宿屋の富』などを得意とされ、
ご自分の旅行の体験記を漫談風に綴った『髪家三代旅日記』は、
三代落語の代名詞ともなっています。
今回は、土曜日は落語、日曜日は漫才で出演されます。
……ふう。
3人書いただけで疲れました。
この先も書いていく予定ですが、挫折したらすみません(笑)
7/9 (土) 午後5時~
10 (日) 午後2時~
『第32回 小市民寄席』 木戸銭¥1500
豊橋市公会堂にて
天狗連総出演! 両日、番組内容も違います!
是非、お越し下さい。
微笑亭さん太