完走の後の感想
『マラソン落語会』に参加してきました。
瑞泉寺というお寺にて、10時~16時半までという、
長丁場の落語会です。

『開口一番』 竜宮亭無眠
『禁酒番屋』 若鯱亭笑天
『遊山船』 古都家雄助
『はんどたおる』 若井家かもめ
『親子酒』 道楽亭かね平
『愛宕山』 南遊亭栄歌
『東大一直線』 隣乃玄張
『八五郎出世』 槍田家志ょ朝
-仲入り-
『天狗裁き』 川の家河太朗
『百川』 津島家寿芸虫
『掛取り』 立の家猿之助
『船徳』 丸芳楼宇ん鵲
『熟女たちの宴』 微笑亭さん太
『厩火事』 お好味家喜楽
『景清』 竜宮亭無眠
当初私は、この落語会には出る予定ではなかったんですが、
夢輔さんが出られなくなったため、
そのピンチヒッターとして出番が回ってきました。
しかし無眠さんからは、
『ええか?今年は、あくまでも代演やから、
来年も引き続き出られると思ったら大間違いやで!』と、
放課後校舎の裏に呼び出されて、
手の甲にタバコの火を押し付けながら言われました…
…無眠さん、手の甲は火傷しませんでしたか?

この落語会の事は以前から知っていたんですが、
『6時間ぶっ通しで聞いていかれるお客さんがいる』というのを聞いて、
とても信じられませんでした。
だって、素人の落語を6時間聞かされるというのは、
この世に存在する、ありとあらゆる拷問のうち、
『石抱きの刑』の次に辛い拷問ですよ。
それを木戸銭を払ってまで、自ら志願するお客さんがいるなんて…
ところが、いました。
信じられない事にいました。
朝イチから詰めかけているお客さんの多い事、多い事。
最終的には150名を記録したお客さんは、
とても良い反応で、どの演者の高座も大爆笑!
どのくらい良いお客さんだったかと言うと、
開口一番で上がった無眠さんの
『このドリアン、うんこ臭いな~』
『それ、うんこです』という、
史上最低のネタにもドッカンドッカン来てました。
さすが、『スカトロ無眠』の本領発揮です。
『6時間ぶっ通しで、素人落語を聞くお客さん』という、
信じ難いものが実在したというのを目の当たりにした今の私には、
『幽霊』も、『ツチノコ』も、『雪男』も、
『フィリピン人女性を着付け教室に通わせる河太朗さん』も、
全て存在している気さえしてきました。
また来年も、是非呼んでほしいですね。
微笑亭さん太