病みつきになりそうな治療法
死者を甦らせる奇跡を起こしたとされ、
世界中に数百万人の信者を持つというインドの霊的指導者、
サティヤ・サイ・ババさんが、危篤状態に陥り、
インド南部の病院で集中治療を受けているらしいですね。
死者を生き返らせるという、
ゲームのリセットボタン並みの圧倒的パワーを持ちながら、
自分の病は治せずにいるというのは、
ちょっと皮肉な話ですよね。
この方、他にも、何もないところから、
『ビブーティー』と呼ばれる灰を出したり、
ペンダントを出したり、時計を出したり、
しかも、出した時計には『SEIKO』と書かれてあったりという
色んな意味で凄い方だけに、
きっとまた、復活されるんじゃないでしょうかね。
最近日本でも、患者に独自の『砂糖玉』を飲ませる
『ホメオパシー』と呼ばれる
民間療法が物議を醸してましてね。
これは、約200年前にドイツで生まれた療法らしいんですが、
昆虫や植物、鉱物などを溶かして水で薄め、
激しく振る作業を繰り返したものを、
『レメディー』と呼ばれる砂糖玉に染み込ませて飲むんだそうですね。
そうすると自然治癒力が高まって、
病が治るという事らしいんですが、ただこの玉、
100倍に薄めることを30回繰り返してるもんですから、
分子レベルで見ると、元の成分は、ほぼ残っていないんですね。
要は、めちゃめちゃ味の薄い
『こんぺい糖』を飲んでるみたいなもんなんですね。
これは治療法として成立しないんじゃないかという事で、
日本医師会なんかも、『ホメオパシーを用いないように』という
お達しを出してたりします。
他にもホメオパシーは、
『火傷をしたら、傷口に熱い蒸気をあてろ』なんて
真逆の事も主張してたりします。
そのうちに『傷口にはワサビ、痔には唐辛子を塗りこめ』なんてな事も
言い出しかねないですね。
あと、『サイレントヒーリング』という、
3万4千以上のレメディー情報が入っているという、
ヒーリングのCDを売っているんですね。
9450円という結構なお値段ですし、
どんな内容か興味のわくところなんですが、
このCDの最大の特徴というのは
『音が出ない』という事なんですよね。
これが売れるんだったら、
『透明人間の写真集』でも売れそうですよね。
微笑亭さん太