唇よ、アツく君を騙れ
これさえ言えば女性はオチるみたいな
『テッパン・フレーズ』があるといいですよね。
ちょっと気のきいたオシャレな文句がいいのか、
におってくるようなベタな文句がいいのか、
迷うところでもあります。
全世界で8700万人の登録者を持つという出会い系サイトが、
『女性に対して最も効果的な口説き文句は何か』
という調査を行ったんですね。
サイト側が用意した12種類の褒め言葉に対して、
女性から返答が得られるかどうかの成功率を調べたところ、
最も効果的な口説き文句は
『君の唇は綺麗だ』という事だそうですね。
まあよく、唇は性器の象徴だと言われますが、
褒められると女性は嬉しいようですね。
割と男性は、井上和香さんに代表されるような、
ポテッとした女性の唇が好きですよね。
だからそういう女性を見たら、すかさず、
「…綺麗なタラコ唇だね」…これは言っちゃいけません。
これを言われて喜ぶのは『アナゴ君』くらいのものですからね。
『皮の剥け具合がいい』とか
『周りにできている発疹がいい』とか褒めてあげれば、
十分『リップサービス』になるんじゃないでしょうかね。
この褒め言葉、面白いのは
国によって、効果的な言葉が異なるんですね。
英国の女性は唇よりも、足を褒める方が効果があり、
アメリカやフランスの女性は洋服を褒めるのが最も効果があるようです。
国民性の違いなんでしょうかね。
ですから英国人女性を見たら、
「君の足からは、美味しそうな納豆の香りがするよ」
とでも言ってあげればいいわけです。
アメリカ人やフランス人の女性を見たら、
「君にはもったいないような素敵な洋服だね~」
とでも言ってあげれば、きっと、
目の覚めるような平手打ちが飛んでくると思いますからね。
でも、こういう褒め言葉というのは、
たとえ歯の浮くような台詞であっても、
言われて嫌な気がする人は少ないですから、大いに使うべきですよね。
職場の人間関係を円滑に進めるためのツールにもなりますよ。
「そうか、女性は唇を褒められると喜ぶのか。
…石田さん、石田さん、君の唇は綺麗だね~」
「課長、それ、セクハラです」
…まあ、何を言うかではなくて、
誰が言うかという事の方が
はるかに重要という事にはなるんですけどね。
「畜生、職場の女の子にはセクハラ呼ばわりされたけど、
自分のカミさんだったら、思う存分褒めたっていいだろ。
…母さん、母さんの唇は綺麗だね~」
「…新しいゴルフクラブは買いませんからね」
ある程度年数が経ったご夫婦の間での『褒め言葉』というのは、
『褒め言葉』と『下心』がセットになっていると理解されるようですね。
微笑亭さん太