5回目の寶榮座
寳榮座に行ってきました。

寳榮座というのは豊田の怒田沢というところにある農村舞台で
この舞台の管理をしていらっしゃる主催者の方が、
是非ここで落語会がやりたいという事で、4年前にお声がけをいただきました。
怒田沢というのは山の中で、
周りには山と川しかないようなところです。
ここで会を催しても、果たしてお客さんはおみえになるのか、
客席には猿と鹿と猪がいるんじゃないか、
初めて伺った時は色々な事が気になりました(笑)
毎年9月に開催されているので、どうしても天候が気になるところです。
昨年は台風が来ていて、愛知県には前日、線状降水帯が発生したりして
大雨警報も出るという大変な状況で、中止もありえる感じでしたが、何とか開催できました。
昨日は前日の雨とはうって変わって心地よい晴天で、
気温といい天候といい、申し分なかったです。
昨年は濁流と化していた寳榮座前の川も、癒し系の流れに戻っていました。
一番心配だったのはお客さんの数でして、昨年は6名という淋しい客席でした。
ところが昨日は早くからお運びになる方が結構いらっしゃって、
30名ほどの方々が来てくださいました。
予想の倍以上の入り、嬉しい誤算です。

『お伽村』(さん太作)『ん廻し』『路上の花束』(さん太作)で、
いつもの通り、1時間半ちょっとの独演会でしたが、
楽しんでいただけたのではないかと思います。

主催者の方にも喜んでいただけたのか
早速、来年の第6回の予約をいただきました。
また是非、来たくなる素敵な舞台でした。
微笑亭さん太