トンでもなく、ピッグりしました
アメリカの大学で、遺伝子操作した豚の腎臓を
人の患者に移植する実験に成功したそうですね。
ある意味、ブタ野郎の誕生ですよ。
ニューヨーク大学のランゴン移植研究所で、
遺伝子操作した豚の腎臓を脳死状態の人に体外で血管につなげ移植したところ、
正常に機能する事を確認したそうですね。
拒絶反応もなく、すぐに尿を作り始めたそうで、
腎臓は五十四時間に渡り完全に機能したそうですね。
腎臓移植を待つ人はアメリカで十万人、日本で一万三千人以上もいるんですが、
今回の実験が今後、腎臓移植を待つ人々にとって、
新たな希望につながる可能性があると期待されてます。
「・・・お目覚めですか?手術は成功です。あなたにブタの腎臓を移植しました」
「ありがとうございます。これで私の命も、モツ」
退院祝いには【ハム】を貰ったりなんかしましてね・・・
今後、様々な動物の臓器を人間に移植するなんて可能性もありますよね。
「【グルメな人】に【タヌキ】の臓器を移植したと聞きましたが、どうなりました?」
「はい。料理に舌鼓じゃなくて、腹鼓を打つようになりました」
「なるほど。【子育てに無関心な親】に【キツネ】の臓器を移植したとも聞きましたが」
「それ以来、コンコンと説教するようになったそうです」
「【気弱な人】に【トラ】の臓器を移植したというケースは?」
「移植した途端、人を食ったような事を言い出しました」
「それは成功なんでしょうかね?失敗なのでは?」
「失敗といえば、普通の【サラリーマン】に【犬】の臓器を移植してみたんですが、これは失敗でした。
上司にゴマをすりまくって尻尾が振り切れてしまったんです」
「痛そうですね」
「【やたらテンションが高い人】に【ヘビ】の臓器移植というのも失敗でしたね・・・
脱け殻のようになってしまいましたから」
「うまく脱皮できなかったんですね。成功例はないんですか?」
「ありますよ。【やたら洋服を買いまくる人】に【馬】の臓器を移植したのは成功でした」
「どうなりましたか?」
「持っているのは【本命】の服【一着】だけになりましたので」
「なるほど。それは成功ですね」
「成功か失敗か微妙なのは、【オカマ】の方に【イノシシ】の臓器を移植したケースですね」
「それはどうして?」
「それ以来、【お鍋】を見ると怖がるんです」
それはかなり未来の話になりそうですね。
微笑亭さん太