気が同点しちゃいました
高校野球の方には同点で決着がつかない時のための【タイブレーク】という制度がありますよね。
タイブレークはとは人為的に走者を置き、早期決着を図る特別ルールの事で、
高校野球では二〇一八年の選抜大会から導入され、
その後、夏の全国選手権大会や地方大会でも一律に採用されたんですね。
延長十二回までに決着していない場合、
十三回は無死一、二塁から開始という事でして、
決してトムヤムクン早食い対決とかではないんですね。
しかし高校野球というのは一発勝負ですから、
機械的にタイブレイクで決着がついてしまうと、練習が報われない気がすると
導入にあたっては、難色を示す監督さんもいたようですね。
そういう監督さんのためにも今後、
別の方法も検討してみるべきですよね。
九回まで終わって決着がつかなかったら、
両チームの女子マネージャーが出てきて、可愛い方が勝ちとかね。
水着審査とかもあるもんですから、スコアブックなんかつけられなくてもいいから、
グラビアアイドル並みの子を入れておかないと負けちゃいますよ。
まずは、女子マネージャーのセンバツが必要となってくるわけですね。
もっと手っ取り早く、試合自体を五回で終わらせるなんて手もあります。
そして次の試合予定のチームは、どちらのチームが勝つかに賭けさせて、
当たった方が勝ちという事にすれば、いっぺんに四チームの決着がつきますから、
時間も日程も半分で消化できますよ。
野球以外の方法で決着をつけるなんてのもあります。
「九回を終了して同点ですので、【パン食い競走】で勝ち負けを決めま~す」
てな場内アナウンスが流れると、一年生が慌てて球場の外へ駆け出して行きましてね。
先輩が一年生にパンを買ってこさせる早さで勝負が決まるという【パン食い競走】なんですね。
それでも決まらないと
「では【イス取りゲーム】で決めま~す」
グラウンドにイスが並べられて、両チームの代表選手が出て、イス取りゲームをするわけですが、
こういう時にはレギュラー選手ではなく、控えの補欠選手が大活躍するんですね。
いつもベンチで座ってるだけに、座るところを確保するのは大の得意なんでしょうね。
微笑亭さん太