前略、道の下より
特に女性の方々は、気をつけていただきたいですね。
夜道を歩く時はもちろんですが、昼間だからといって油断は出来ませんよ。
以前、歩道の脇にある側溝に潜んで、上を歩く女性のスカートの中を覗いていたという事で、
神戸市東灘区の当時28歳の会社員の男性が逮捕されたという事がありました。
この男性、歩道脇にある幅約55センチ、深さ約60センチの側溝に入り、
格子状の鉄製のフタを外して中に入って寝転び、
フタの下から路上を歩く女性のスカートの中を見ていたそうですね。
マニア感がビンビン伝わってくる犯罪ですが、
ところがこの男性、捕まったのは初めてじゃなかったんですね。
その二年前にも、全く同じように側溝に入って覗きをしていて捕まってるんですね。
その時、取り調べに当たった警察官に対して、
「僕、生まれ変わったら、道になりたいです!」
という、歴史上の偉人並みの名言を言っていたそうでしてね。
『覗いたっていいんだよ、道だもの』みたいな、
相田みつおさんみたいな心境なのかもしれませんが、
まさに【道を誤った】という感じでしてね。
それまでに80回以上、側溝の中に入った事があったそうですが、
その情熱を別のベクトルに向ける事は出来なかったんでしょうかね?
それにしても側溝に入り続けるというのは、度胸がいると思いますよ。
何も上を通るのは女の子ばかりとは限りませんからね。
いかにも気分が悪くて吐きそうな、
暴発寸前の酔っ払いのおじさんが上を通ったら、【大惨事】になりかねませんよ。
側溝の中じゃ、よけようがありませんからね。
彼は側溝に入る常習犯ですから、またやってしまう可能性もありますよね。
「今度やったら、即逮捕ですかね?」
「いや逮捕じゃなくて、補導(歩道)です」
なかなか、特殊な性癖を矯正するのは大変そうですよね。
重大な犯罪を犯せば、誰でも刑務所に入れられてしまうわけですが、
国よっては、収監されている犯罪者たちの不正行為に手を焼いているところもあるようですね。
麻薬取り締まりが厳格なインドネシアで、麻薬犯罪の死刑囚を収監する刑務所を島に設け、
周囲に警備役として【凶暴なワニ】を配する構想が持ち上がったなんて事がありました。
これは刑務官が賄賂を貰って便宜を図ったり、
脱獄に協力したりする事件が横行しているからでしてね。
インドネシア当局は『ワニに賄賂は通用しないし、脱獄にも手を貸さない』
とコメントしていましたが、今度は人間の刑務官自体が
【賄賂】として差し出される恐れがありますよね。
ただよく考えてみれば、
ワニで周りを囲んで脱獄を防ぐよりも、内側に放てば、
すぐにカタがつくような気がするんですが・・・それはダメなんでしょうかね?
微笑亭さん太