クスリとも笑えない
その一つとして【咳止め】や【風邪薬】などの市販薬を
乱用する依存症が深刻化しているそうですね。
そういう薬は若者でも入手しやすく、
いらだちや不安などを解消するために、大量摂取するケースが増えてるんですね。
専門家は『コロナ禍で他者とのつながりが希薄となり、孤立が深まる事で、
自殺者の増加など依存症問題が広がる可能性をはらんでいる』と危機感を強めてるんですね。
若者たちの無料相談に応じるNPO法人の協会には、
いじめ、虐待、性被害など多岐にわたる相談内容の中で、
市販薬依存関連がコロナ禍前より一・五倍ほど増加したそうですね。
これは自粛生活で親のストレスが子供にぶつけられ、
外にも家にも居場所がないので自室にこもり、
市販薬を過剰摂取しても親や周囲にばれにくく、手を出しやすい環境ができてしまった事が
大きな原因と指摘されてるんですね。
大量に咳止め薬を購入するために、
ドラッグストアをはしごする若者もいたりして、お店も困っているそうですね。
「あなたはドラッグストアに勤めてるそうですが、
最近は市販薬依存の方が増えて困ってるそうですね」
「そうなんですよ。【咳止め】は有名ですが【頭痛薬】の依存もあるんですよ」
「どんな症状ですか?」
「頭痛薬が飲みたくて飲みたくて仕方なくなり、
どうやったら止められるかと思うと、頭が痛くなるそうですね」
「薬を飲む意味が全くないですね」
「【便秘薬】の依存もあって、そういう方は【便秘薬】と【下痢止め】を同時に飲んで、
どちらの薬が勝つか確かめてるんですよ」
「マニアックな楽しみ方ですね」
「【風邪薬】の依存の場合は、洋式トイレが使えなくなるんですよ」
「どうしてですか?」
「座ろうと思っても、『便座にブロック』されちゃうからです」
「本当ですか、それ?」
「薬だけじゃなくて【眼帯】を着けたがる依存症もあるんですよ」
「目が悪い時に使う眼帯ですか?」
「ええ。そういう方は眼帯一つでは物足りなくて、両方着けちゃうんですよ」
「前見えなくなっちゃうじゃないですか」
「最も問題なのは【粉薬】の依存症ですね。
粉薬に依存する方は、薬をアルミホイルに乗せて、下からライターであぶるんです」
これは、何の粉薬なのかが最大の問題ですね。
微笑亭さん太