質実暴言
傍若無人な振る舞いをしてバッシングを受けるなんという事が時々あったりしますが、
逆に芸能人であるが故に、店員さんから心無い言葉を浴びせられるなんて事もあるようですね。
芸人としてのポテンシャルも高く、
ブサイクキャラで売っていながら好感度が高い女性芸人と言えば
【ハリセンボン】の近藤春菜さんですが、彼女が洋服屋で商品を買った際に店員から
「ウチの商品をテレビで着ないでいただいてもよろしいですか?」
と強く迫られたなんという話を番組でしてましてね。
つまり『彼女が着るとブランドイメージが下がる』と店員が懸念したらしいのですが、
事実としたら、かなりひどい話ですよね。
完全に【暴言】の範疇に入る発言だと思いますが、近藤さんは反論したい気持ちを抑えて
『そうですよね~、一歩も外に出ません』と大人の対応をして、店から出たらしいですね。
ブランドイメージという事であれば、そんな店員が売っている事が判った方が、
ブランドイメージは遥かに下がると思われますけどね。
実は、えなりかずきさんも過去に似たような事があったそうですね。
彼があるブランドのTシャツを着ていたところ、やはり
「商品イメージが悪くなるので、ウチの商品を着てテレビに出ないでください」
と言われたそうでして・・・その時に初めて彼は、
渡る世間は鬼ばかりだと気がついたそうでしてね。
ただ、その暴言に対して喉まで出かかっていた
『じゃあ、ピン子さんのシャネルはどうなんですか?』という言葉は飲み込んだそうですけどね。
二十代~六十代の男女千四百名を対象に
『店員から暴言を受けた経験がある人』の割合を調査してみたところ、
店員からの暴言を浴びた経験者は約一割だったそうですね。
男女の年代別でみると、全体的に男性のほうが暴言を受けた経験が多く、
最もその割合が高かったのが三十代男性で、二割を超えているんですね。
そもそも何かを買いに出かけた店でひどい事を言われるのは想定外ですから、
言われた人のショックは相当なものですよね。
お客さんの知識がない事を、露骨に馬鹿にする店員さんもいたりしますね。
あるスキー初心者の男性が、スキー用品店に板を買いに行きましてね。
どの板がいいのか店員さんに尋ねると
「あんたみたいなド素人は、スキーなんかするんじゃねえ!」
と頭ごなしに言われましてね・・・これは完全に【ボーゲン】ですよね。
やはりお客さんに物を買ってもらおうと思ったら、上手に褒める事が大切ですよね。
「お客さんはスタイルがよろしいので、ここに入ったらお似合いですよ~」
「そう?じゃあこれ、もらっていこうかな~」
なんてんで、棺桶だって買っていってくれるかもしれませんからね。
そのうち暴言を逆手に取る店員さんも出てくるんじゃないですかね。
お客さんに向かって『お前、何着ても似合ってんじゃねえか!』とか
『お前に着てもらえるなんて、この店の服どもも幸せだ!』などと口汚く罵るように言う、
【暴言風誉め殺し店員】なんてのも斬新でいいと思いますけどね。
微笑亭さん太