失敗ご無用
残念ながらそうではない事は、誰もが判ってますよね。
努力が必ず報われるのなら、オーディションで合格した人以外は
努力してない事になってしまいますが、そんな事はないですからね。
努力は必ず報われるわけではないですが【成功した人は皆さん努力している】というのが本当でしょうね。
歴史に名を刻むような偉人は成功の連続みたいに思われがちですが、
そんな事はありませんで、偉人の方々も、結構やらかしちゃってるって事があるようですね。
発明王として有名な【エジソン】が、小学校を中退しているというのは割と有名な話ですが、
彼は発明品である電球を作るまでに一万回以上失敗してるんですね。
その失敗に対してエジソンは『うまくいかない方法を一万通り発見するという成功をした』と仰ってるんですね。
これはエジソンが言うと名言になりますが、一般人が言うと
【屁理屈】と言われてしまうのは確実ですよね。
十六代アメリカ大統領として有名な【リンカーン】も、
大統領になる前は職を転々とし、ほぼフリーター同然で、パッとしない人生だったんですね。
政治に目覚めてからも、八回の選挙に落選してまして、
それでも諦めなかったので、大統領になれたわけですね。
自動車会社で大成功を収めた【ヘンリー・フォード】は、
成功するまでに七度の失敗、五度の破産をしているそうでして、
これ最終的に成功してなかったら、単なる【懲りないダメな人】ですよね。
『裕福でない人でも買える車を作る』という理念の元に、
何度失敗しても仲間たちと頑張ったようですね。
「何度失敗しても、よくめげなかったですね」
「はい、仲間たちと円陣(エンジン)を組んで頑張りました」
目標がはっきりしていれば、失敗の回数も、年齢も関係ないようですね。
日本地図を作った事で知られる【伊能忠敬】という人は、五十五歳という年齢から、
日本を歩いて地図をつくるという偉業を成し遂げたわけです。
引退も考える年齢からの挑戦は凄いんですが、
事によったら認知症を発症してた可能性もありますよね。
もしそうなら彼の偉業は、測量という名の【壮大な徘徊】だったかもしれませんよね。
歴史上、最も人気のある偉人と言っても過言でないのが【坂本龍馬】じゃないかと思いますが、
彼は十歳くらいまで【おねしょ】していたそうですから、
その後のカッコよさからは想像できませんよね。
夜中に目が覚めて布団が濡れていると、乾かさなきゃいけないわけですから、
日の出が待ち遠しかったそうですね。東の空を見つめながら、
「日本の夜明けは近いぜよ!」
と言ったらしいですけどね。
微笑亭さん太