身長に考えないと
なんてボヤいてる男性がいたりします。
確かに【高身長】というのは、女性にモテるための重要なファクターの一つではありますよね。
昭和生まれのお父さんたちに比べると、現代の若者たちは身長が伸びたと言われます。
人類学においては、身長百六十センチから百六十九センチまでを【中身長】としていて、
百五十センチから百五十九センチは【低身長】、百五十センチ未満は【超低身長】、
高い方は百七十センチから百七十九センチは【高身長】、
百八十センチ以上は【超高身長】と定義づけてるんですね。
人類全体の平均身長は、男性で百六十五センチ、
女性はそれより、およそ七%低いとされているんですが、地域差が非常に大きいそうですね。
身長は一日を通して一定ではなくて、
平均身長の男性で約二センチ程度の変化があると言いますから、結構大きいですよね。
これは朝起きた時には、椎間板が充分に水分を含んでいるんですが、
夜寝る前には自重などにより圧迫され、かなり水分を放出するためなんだそうですね。
二十~二十四歳の若者の平均身長が、男性で百七十一・六五センチ、
女性で百五十八・六センチと高くなっているわけですが、
気候が身長に影響を与えるなんて事もあるそうですね。
人間を含めた恒温動物の場合、
寒冷地に住む種が熱帯地に住む種に比べて大柄になるそうですね。
これは、体が大きくなると表面積が増えて放熱量が増えるものの、
体積の増加によって、それ以上に熱生産量が増加して、
寒冷地での生存に有利になるためなんだそうですね。
ですから昔に比べて変わり果てた体型になってしまったお母さんに対して、
『お前の体型は、ロシア人としては優秀だぞ』と言ってあげれば、褒め言葉になるわけですね。
身長が伸びる際の弊害というのもありまして、
身長が伸びると同時に骨格系があらゆる方向に伸び、
角膜と網膜までの距離も伸びて【近視】に繋がる場合があるそうですね。
ですから、思春期に酒やタバコをやってしまう子は目が悪くなるわけですね。
・・・背伸びし過ぎですからね。
身長に関する俗説の中に『牛乳を飲むと背が伸びる』というのがありますが、
牛乳によるカルシウムの摂取が身長の伸びにどう関与するかは、明確ではないそうですね。
人が一日に摂取できるカルシウムの量は決まってますし、
身長を伸ばすためには蛋白質が重要で、カルシウムは骨を硬くするだけという説もあるんですね。
確かに牛乳を飲んで身長が伸びるのなら、
牛は身長が二十メートルくらいないとおかしいですからね。
あと『バスケやバレーなどのジャンプ系の運動が、
身長を伸ばす効果がある』なんというのもありますね。
これは全身運動による刺激が、軟骨に栄養を届かせる【関節液】の循環を良くし、
骨の成長を促すという事から来ているのですが、その理屈でいくと、
よくカツアゲされてた子は身長が伸びるという事になりますよね。
お金を出した後、『ジャンプしてみろよ』なんてんで、よくジャンプさせられてますからね。
このまま平均身長が伸び続けていくと、
そのうち身長十メートルなんて人も出てくる可能性がありますよ。
そういう方は、常に室内では土下座状態にしてなければいけませんから、
【腰の低い人】と評判になりますよね。
あとオフィス街にある会社に出勤する時も、
五階の窓から直接出社できたりしますので、結構便利じゃないですかね。
微笑亭さん太