スーパーなお店
スーパーマーケットに買い物に行く機会が増えたという方も多いんじゃないかと思います。
生活圏内に複数のスーパーがある場合、
どのお店に行くべきなのか迷うなんて事がありますが、
『昨今の消費者は、値段よりも、そのスーパーの【個性】で通う店を選んでいる』と
専門家の方は仰ってるんですね。
【鮮度】や【品質】、【品揃え】や【安全性】、
【衛生面】【価格】【サービス】などについて、
基準値を満たしていないスーパーは一九九〇年代に廃業し、
今は良質なスーパーしか生き残っていないそうでして、
消費者はワンランク上の商品を求めて、
欲しい物によってスーパーを使い分けるようになっているそうですね。
数多くあるスーパーの中から良いスーパーを見つけるためには、
チェックすべき特徴があるそうでして、その特徴の一つに
『入口にバナナを陳列してある店はダメ』というのがありましてね。
何故かというと、
最も目立つ入口に旬を感じさせる果実を置いている店の方が、
お客さんの事を考えているわけでして、
旬に関係なく売られているバナナを置いているお店はNGという事になるんですね。
「入口付近にバナナを置いてるスーパーはダメなんだってさ」
「そうなんだ。でも、たとえ入口付近で売られていても、
奥さんが上気した顔でバナナを買ってる店だったら、また行きたくなるよね」
あと『アボカドが果実コーナーにある店はダメ』だそうですね。
というのも、アボカドは果実ですが、デザートとしてではなく、
サラダで使う事が多い食材ですから、一緒に使う機会が多い
トマトやレタスの間にあるべき食材なんですね。
ですから、食材から献立を連想しやすい陳列になっているお店の方が良いお店という事ですね。
あるスーパーでコロナビールを買った若い男性が彼女に、
「コロナビールにはライムを入れないとダメなんだよ」
と言いながら、アボカドをカゴに放り込んでたって話がありまして・・・
やはり野菜のコーナーに置いておくべきなんでしょうね。
それから『店員さんと会話がしやすい店』が良いそうですね。
最近はコストのかかる【鮮魚の調理サービス】を実施するスーパーが減ってるんですが、
種類が多くて調理方法が判りにくい魚メニューこそ、店員さんに尋ねたいですよね。
鮮魚コーナーを設けている店は、お客さんとの対話を重視している証拠という事ですね。
お年寄りが店員さんに色々尋ねてる光景というのはよくありますが、
スーパーでお婆ちゃんが店員さんに、
「あの~キュウリはどこにあります?」
「キュウリでしたらここにありますよ」
「ありがとう。嫁がヨーグルトにキュウリ入れるって言うんですよ。おかしいでしょう?」
「あ~それは珍しいですね。
・・・お婆ちゃん、それひょっとして【キウイ】じゃないんですか?」
やはり店員さんとの会話は重要ですよね。
微笑亭さん太