魚心あれば下心
しつこく口説いてきて、マジ迷惑してるんだけど」
「そうなんだ。その課長って、奥さんいるの?」
「もちろんいるわよ」
「じゃあ、既婚者に口説かれた時の最強の返しを言ってみたら?
『私、口軽いですけど大丈夫ですか?』って」
男性と名のつく者、憎からず思っている女性と接する時には、
何がしかの【下心】があると言っても過言じゃないでしょうね。
「よく『下に心を書いて恋、真ん中に心が移動して真心の愛』なんて言うもんね」
「そうそう。そして【愛情】から【愛】が無くなると【情】だけの存在になるのよ」
男性の下心を察知する能力に長けた女性は多いでしょうが、
意外と気づかない女性もいるようですね。
飲み会の席などで【女性の頭を撫でてくる男性】には気をつけた方がいいですね。
『男性に頭を撫でられると弱い』とか
『頭をポンポンされるとドキッとする』などといった女性の意見や声を耳にする事が多いので、
それがインプットされてしまっている男性がいるんですね。
何の脈絡もなく急に頭を撫でてきたり、ボディタッチが増えてきたりした場合、
『この子を落としたい』とか『自宅にお持ち帰りしたい』という
下心満載という場合がありますね。
それから【乾杯したがる男性】にも注意が必要ですね。
下心が丸出しの男性は『酔わせてしまえば何とかなるかもしれない』と単純に感じるので、
何とかしてお酒を飲ませようとしてくるんですね。
ですから何かにつけて何度も乾杯しようとしてきます。
『かんぱ~い!』と言われると、必然的に飲まなければいけないような雰囲気になるので、
ついついそのまま飲まされてしまうんですね。
酔わせて口説こうと思ってる女の子のターゲットにロックオンして、
何度も乾杯しているうちに、自分が酔いつぶれてしまいましてね・・・
その子がとんでもない酒豪だと気づいた時には、完全に【完敗】てな事になっちゃうわけですね。
「下心がある男って、どういう特徴があるんだろ?」
「私の経験だと、屋上があるのを自慢してくる男ね」
「えっ、何、それって『ウチには屋上があるんだよ』って言ってくるって事?」
「そうそう」
「それ聞いて『え~、凄~い。おうちに行きた~い』とでも言ってくるのを期待してるのかな?」
「それに釣られてホイホイついて行くと、突然襲われちゃったりするのよ」
「それって【屋上】じゃなくて【欲情】じゃない」
ただ男性の方も女性を構わないと、
やれ『草食系だ』とか『押しが足りない』と言われ、
構うと『下心がある』とか『セクハラだ』と言われ・・・
なかなか身の振り方が難しかったりはしますよね。
微笑亭さん太