我慢しすぎるとブーイング
猛烈にオナラがしたくなったりすると困りますよね。
何とか我慢しようとするんですが、
我慢しようとすればするほど、血の気の多いヤクザの若い衆みたく、
お尻が【発砲】したがって仕方ありません。
ちょっと気をゆるしたスキをついて、
『ブボン!』というような爆音のオナラが出てしまいましてね。
当然、みんなが自分の方を振り返ったんですが、
それにつられて思わず自分も振り返っちゃいましてね。
完全に、自分の後ろにいる子のせいになったって話がありましてね・・・
世の中の【冤罪】というのは、こうして作られていくんですね。
これは良い手だと思ってたら、席替えで一番後ろの席になっちゃいましてね。
一番後ろでは、この手は使えません。
ですから再びオナラが出そうになった時、音をごまかすために、
咳払いと一緒に出そうとしたんですね。
ところがオナラのタイミングがワンテンポ遅れてしまい、
大きな咳払いで、わざわざみんなの注目を集めてから、ぶっ放してしまいましてね。
かえって冷や汗をかくような結果となってしまいましてね・・・
【屁に汗を握る】とはこの事ですよね。
タイミング的な理由から、
誰しもオナラを我慢した経験はあるんじゃないかと思いますが、
オナラを我慢し続けるとどうなるのかという、素朴な疑問はありますよね。
よく『オナラを我慢すると口から出てくる』と言われますが、
それはあながち間違いではないんですね。
というのも我慢したオナラは腸壁から吸収され、そのまま血液に流れて全身を巡っていき、
その血液が肺まで到達すると、呼吸の時に一緒に出てくるんですね。
オナラが空気のみなら臭くありませんが、
臭いオナラを我慢した場合、吐く息に臭いが混ざってしまうんですね。
その結果、息は臭くなります。
この臭いは息だけではなく、汗にも混ざるそうでして、
便秘がちな人がオナラを我慢すると、汗まで臭くなっちゃうんですね。
ですから、口臭が気になる人に『息が臭い』と言うのは角が立ちますので、
これからは『必要以上に、おならを我慢しなくていいんだよ』って言ってあげるのが
ベターなんじゃないでしょうかね。
腐敗物のガスが全身の血液を巡る事になると、
あちこちで健康被害が発生する危険があるんですね。
息や汗だけでなく全身がなんとなく臭くなるんですね。
ちょうど、全身がオナラで漬けられた漬け物のようになっちゃうわけです。
【奈良漬】ならぬ【オナラ漬】ですね。
その上、肝臓に腐敗物が流れこむため肝臓に負担がかかり、肝機能がおかしくなります。
また、免疫過剰が発生してアレルギーになったり、
腸の機能が悪くなって婦人病にかかりやすくなったり、
最悪、ガンの原因になったりもするそうです。
たかがオナラと言っても、馬鹿になりませんよね。
工場で働くある男性が仕事中にオナラが出そうになって、
頑張って音無しのオナラにしたんですけど、物凄い臭いが辺りに充満しちゃったんですね。
それがまた焦げ臭いような臭いで、
工場長たちが慌てて色んな機械の確認をしだしたため、
生産ラインがストップしたって話がありましてね。
【異物混入】の次は【異臭拡散】が問題になりそうですね。
微笑亭さん太