手離しで喜べ
【迷惑メール】が山のように届いてウンザリする方もいらっしゃると思いますが、
迷惑メールの内容も、手を変え品を変え様々ですよね。
「この間、俺のパソコンにさ、戦国武将らしき人物からの関西弁のメールが届いたんだよ」
「関西弁の戦国武将?何だ、それは?」
「だってタイトル見たら『私の家来(けらい)ちゃいますか?』って書かれてたんだよ。
あれ、行方不明の家来でも探してるのかな?」
よ~く考えてみたら『私の家来(けらい)ちゃいますか?』ではなくて
『私の家、来ちゃいますか?』だったという・・・日本語はなかなか難しいですよね。
今やほとんどの人が持っていると言っても過言ではないのが【スマホ】ですが、
2007年、米アップル社がアイフォンを発売してから14年が経った今、
ここまでの広がりを見せるとは予想されてなかったのではないかと思います。
個人差はあるものの、何よりも触れる回数が多いかもしれない存在がスマホですが、
そのスマホが心と体を蝕もうとしているという話がありましてね。
常にスマホばかりを触ってしまい、手近にスマホがないと不安になるという、
もはやスマホが【本体】なんじゃないかというような方がいますよね。
「スマホばかり見てるとロクな事はないよ。
実生活の他の事に集中できなくなるし、ネットショッピングも多くなっちゃって散財するばかりだし」
「そうだよね。よくないよね」
「でも止められないんだな、これが」
判っちゃいるけど止められない、こういう方が多いですよね。
もはやスマホを『新手のドラッグ』として
カウントしてもいいんじゃないかと思えるような状況というのが現実にあります。
スマホに操られていると言ってもいい【スマホ依存】の状態が、
脳へ悪影響を与える可能性があると言われてますが、
さらに近年、強く指摘されているのが『スマホと鬱の関連性』ですね。
米ニューヨーク州のビンガムトン大学の研究者が大学生を対象とした研究によれば、
日常生活においてスマホを『のめり込んで使用』
あるいは『依存症』のレベルで使用している学生には、抑鬱傾向が見られたそうですね。
また、鬱病とともに懸念される身体的不調は、
デバイスが発する『ブルーライトと肥満の関連性』でして、
ブルーライトの光には空腹ホルモンであるグレリンの量を増やす特殊な働きがあり、
食欲を増進させて体に脂肪をためやすくする働きがあるそうですね。
「俺もスマホ依存症気味で、最近太ってきたから、それを治すためにエアロバイク買ったんだよ」
「あ~それはいい事だね。自宅でエアロバイクを漕いでるんだね」
「そうなんだよ。でも漕いでる間、暇でさ・・・暇潰しに、漕ぎながらスマホで動画見てるんだよ」
それでは全く意味がないですけどね。
微笑亭さん太