海の向こうの天才
色々作ろうとする割には、今いち不器用な方もいらっしゃいます。
釘一本打っても曲がってしまってうまくいかず、
やってるうちに面倒臭くなってきて、すぐ投げ出してしまうお父さんがいましてね。
「俺ね、家族から【エンゼルスの大谷】って呼ばれてるんだよ」
「どうしてですか?」
「一人で、打って投げてるから」
こんな二刀流は嫌ですが、エンゼルスの大谷選手は凄いですよね。
打者としても素晴らしいんですが、投げても162百キロの剛速球ですよ。
ピッチャーで打席に立つというのが、もう普通になってきてますよね。
そのうちきっと【四番ピッチャー・大谷】というのが定番になるんじゃないですかね。
野球チームの監督をされてる方なら、
『ウチのチームに大谷君がいてくれたらな~』と切望する監督は沢山いるでしょうね。
弱いチームは、意識改革からしていかなければいけないという事をよく言いますよね。
とある弱小チームの監督の前に【野球の神様】が現れましてね。
「お前のチームに関する望みを一つ叶えてやろう。
剛速球投手が欲しいか?天才スラッガーが欲しいか?何でも言ってみなさい」
「神様、ありがとうございます!では私に、【自由に雨を降らせる能力】をお与えください」
「自由に雨を降らせる能力?・・・それはまたどうして?」
「はい、大差で負けてる試合も、五回までに大雨を降らせて、全てノーゲームに出来ますから」
やはりこういうチームは、監督からして、発想がネガティブなんでしょうね。
今シーズンも、メジャーで活躍している日本人選手は数多くいますが、
メジャーで最も活躍した選手といえば、何といっても【イチロー選手】という事になりますよね。
数々の前人未到の記録を作り、レジェンドと呼ぶに相応しい存在です。
天才バッターの名を欲しいままにしたイチロー選手ですが、
彼は向こうでは【魔法使い】なんという仇名を付けられていたりしました。
その魔法使いの名に恥じないような【現実離れしたエピソード】が、色々と語り継がれてましてね。
【3打数5安打は当たり前、絶好調時には3打数8安打も】あったそうで、
【イチローが打席に立つだけで相手投手が泣いて謝り、心臓発作を起こす投手もいた】なんて話がありましてね。
【あまりに打ちすぎるから、牽制球でもストライク扱い】され、
【その牽制球もヒットした】そうですから、もう人間じゃないですよね。
それが証拠に【自分のホームランボールを自分でキャッチして、
レーザービームで投げ返す】事ができるそうですし、
【試合の無い移動日でも、2安打した】そうですね。
そんな凄い選手ですから、国際間の紛争にも関わっていて
【湾岸戦争が始まったきっかけは、イチローの場外ホームラン】なんだそうですね。
やはり天才は、エピソードの規模が違いますよね。
微笑亭さん太