この事件、臭うな・・
オナラや腫れ物は、時や場所に関係なく勝手に出てしまうから、本当に困りますよね。
そんな【オナラ】が元でトラブルや事件になってしまうなんて事がありましてね。
以前、ドイツでとある男性が警察に拘束され、身分証の提示を求められましたんですね。
しかし男性は何を間違えたのか、身分証ではなく、
特大のオナラを警察に向かって2回も提出したんですね。
間違えるにもほどがあるって感じなんですが、当然警察は怒り心頭ですよ。
その男性に対して、10万円以上の罰金を課したんですね。
オナラ2発で10万円ですから、その男性のオナラは一発5万円の価値があるって事でしょうかね。
これがメディアに取り上げられると世間からは
『職権乱用だ!』と警察への批判が殺到し『ブーブー』文句が出ましてね。
さらに男性の方も罰金の支払いを拒否したもんですから、大変な騒ぎになってしまいましてね。
そのようにこじれた結果、
『公共の場でオナラをする権利』を裁判で認められ、罰金刑は取り消されたんですね。
ここまで大きな事件に発展してしまうとは、オナラの力は絶大なんですね。
それにしてもこの男性、財布の紐は固いのに、肛門は緩かったんですね。
また2015年オーストラリアからマレーシアに向かうシンガポール航空が、
オナラきっかけで、バリ島に緊急着陸するなんて事件もありましてね。
その飛行機には2000匹の羊が貨物室に積まれていたと言いますから、
どんな不眠症な人でも眠りにつけるくらいの羊の数ですよ。
その2000匹の羊たちが絶え間なくぶっ放したオナラによって、
火災報知機が作動してしまったため、緊急着陸という事になってしまったんですね。
腹を立てた乗務員が羊のところに行って
「お前たちがオナラをし続けるから、こんな大事になったんだぞ!」
と文句を言ったんですが、羊たちはダンマリでしてね・・・
『羊たちの沈黙』ってのは、ここから始まったそうですけどね。
実はオナラきっかけの緊急着陸というのは、これだけではないんですね。
2018年、ドバイからオランダに向かうトランサヴィア航空が緊急着陸しましてね。
この日、ある太った年配の男性客が搭乗していたんですが、
何とこの男性、エンドレスでオナラを放出しまくっていたんですね。
周囲の乗客はたまったもんじゃありませんよ。
『何で雲の上で、オナラの臭いを嗅ぎ続けなきゃいけないのか!?』という、
至極ごもっともなクレームもあり、迷惑のかからない場所での放出をお願いしたんですね。
しかし男性はこれを拒否し、お構いなく放出を続行したといいますから、
その時点で窓から放り出せばよかったんですけどね。
ついに怒った乗客と一触即発の事態になってしまったんですが、
オナラが充満しているだけに、火花が散ったら爆発しかねませんよね。
結局飛行機は緊急着陸を余儀なくされ、乗り込んだ警察によって、
もめ事を起こした乗客四人が連行されたんですね。
ちなみに騒動の元凶ともいうべき、
オナラ放出男性は、お咎めなしという事だったそうですが、
自分のした事を後悔して、関係者一同を前にして、泣いて謝ったそうですね。
ところがこの様子が、あまりにも芝居じみていたそうでして・・・
最後まで『臭かった』という事なんでしょうね。
微笑亭さん太