コマン道を極める
それでも世界のあちこちでは、相変わらず争い事が起こっていて
戦場には数多くの【兵士】の方々が戦ってらっしゃいますよね。
その兵士に向いてるかどうかを調べる、【兵士適性テスト】というものがあるそうですね。
例えば『ナイフを持った男三人に絡まれ、財布と携帯を要求されました。
この時どうすればいいでしょう?』なんという問題がありましてね。
これは普通にオシッコ漏らしそうな、非常に怖い状況ですよね。
我々一般人の考え方としては、
【財布だけ投げ捨てて、その間に逃げる】とか【携帯だけは見逃してもらう】とか
【ぶるぶる震えながら差し出す】なんというところが相場の答えです。
少数意見としては、【とりあえず財布で相手に立ち向かい、
『それナイフじゃなくて財布だろ!』というツッコミの隙をついて逃げる】とか、
【『こちらの名刺入れをお付けして、お値段据え置き!』と、お得感をアピールして逃げる】とか
【お尻を差し出す】なんて猛者もいましたが、いずれも間違いのようですね。
正解は【携帯を渡そうとして相手が受けとる準備をした瞬間に、
携帯で三人の喉を瞬間的に突く】なんだそうですね。
逃げるとナイフを投げられるので、近づいて制圧するのが兵士的には正解なんだそうですね。
確かにそうなのかもしれませんが、一番の問題は、
この正解の行動は【兵士にしか無理】って事なんでしょうね。
他にも『大群から逃げるにはどこが良いか? ①市街地 ②住宅地 ③森』なんて問題がありましてね。
「正解は、③の森じゃないですか?」
「はい、そうです!正解です。理由は判りますか?」
「もちろんです。追っ手も森に入ると心が洗われて、
『こんな争い事はすべきではない』と改心し始めるからですよね?」
確かに正解は森なんですが、理由は、常に視界が遮られているので、
単独で戦う場合は森が有利だからなんですね。
映画【ランボー】を見ていた方は、すぐお判りになったかもしれませんね。
逆にチームワークを必要とする場合は市街地が最適で、
住宅地は混乱を招くので極力避けた方がいいそうですね。
あと、『大勢と格闘する場合、
どうやって戦うのがいいでしょうか? ①パンチ ②キック ③膝蹴り ④タックル』なんて問題には、
②のキックと答えがちなんですが、キックは大勢と戦うと足が上がらなくなってくるので、
最善の戦い方ではないそうですね。
タックルや膝蹴りも無駄なカロリーを消費するので、①のパンチが正解だそうですね。
「正解は、パンチですよね?」
「そうです!」
「やはり、見た目で怖い人と思わせるのが一番ですよね~」
ヘアースタイルの話ではないんですけどね。
微笑亭さん太