内から外へ
菅総理が多人数で、忘年会代わりのステーキ会食をしていた事が発覚をして、
随分と叩かれましたよね。
五人以上の会食は避けるように言われてましたから、
五人家族が外食をする場合、誰か一人は留守番しなければならないような空気の中、
それを要請している政府のトップが、これはマズかったですよね。
菅さんとしてはバレないと思っていたのかもしれませんが、
いきなりバレていたわけでして、まさに『いきなりステーキ!』って感じでしょうね。
牛肉のステーキがお好きな方でも、
『国産牛は美味しいけど、アメリカ産の牛肉は今ひとつだ』という評価の方が多いですよね。
あるアメリカ人の方が日本人に、
「何故日本人は米国産牛肉を買わなんだ?」
「そりゃまずいからだよ」
こう答えた日本人に怒ったアメリカ人が、
試しに日本産牛のレストランに行ってステーキを注文して、出てきた肉を見て
「こんな小さい肉が三百ドルだと!?バカバカしい!」
憤慨しながら肉を食べた後に茫然とした表情で、
「・・・我々がこれまで食べていたのは、サンダルの底だった」
と呟いたって話があるんですが・・・やはり日本産の牛肉はクオリティが高いんですね。
日本の冬と言えば鍋料理が定番ですが、
鍋料理に欠かせない野菜の筆頭と言っても過言ではないのが【白菜】ですよね。
白菜は外側から使いがちですが、実は内側から食べるのが正解だそうですね。
というのも、外側の葉は収穫後も養分を内側に送り続けるので、
内側から食べると美味しさが長持ちするんですね。
基本的に植物は、花を咲かせて種を作って、
次に世代を繋げていくというサイクルで育ってますが、
危機感を覚えると特に花を育てようとするので、栄養をドンドンと花に流していくんですね。
収穫した後でも植物は生きてますので、そういう栄養の流れになるんですね。
普通は土から栄養を吸い上げるんですが、もう根っこがないので、
水分であるとか、既に白菜の中にある栄養分を、花を成長させるために送って、
咲かせようと頑張るんですね。
花を作る部分から食べるという事は、そっちに栄養が流れないという事なので、
半分とかにカットされてる白菜を真ん中から食べるのは、理にかなっている食べ方なんですね。
しかし考えてみると、収穫されてスーパーで売られ、
買われて冷蔵庫に入った後もず~っと生きていると思うと・・・ちょっと怖いですよね。
「白菜って、内側から食べていくと、美味しさが長持ちするんだって」
「そんなもの、鍋に入れちゃったら少しくらいの味の違いなんて判らないし、関係ないよ」
まあ、結局のところ、そういう感じになってしまうんでしょうね。
微笑亭さん太