転身爛漫な人たち
中には、『芸能人』から『囚人』へ転身された、
田代まさしさんみたいな方もいらっしゃいますが、
仕事を変えるというのは、それなりに勇気の要る事ですよね。
以前そういうパターンで世間を驚かせたのが、
香川照之さんの『普通の役者』から『歌舞伎役者』への転身ですね。
大ヒットドラマ『半沢直樹』を始め、映画やテレビドラマで引っ張りだこで、
役者として不動の地位を築いている香川さんが歌舞伎の世界へというのですから、
『今さら何で?』という感があったのは事実ですね。
ご承知の通り香川さんは、歌舞伎俳優の市川猿翁さんと、
元妻である女優の浜木綿子さんとの長男にあたるわけですが、
いくら猿翁さんの子供だからといって、早変わりにもほどがありますよね。
外部の俳優さんが歌舞伎公演へ出演するというのは、
中村勘三郎さんの舞台に出た笹野高史さんなんかの前例があるようですが、香川さんの場合は、名前自体が変わりましたから稀有な例です。
名前が変わると言っても、『香川』改め『うどん県』になるわけじゃなくて、
関係者の合意を得て『九代目・市川中車』を襲名したわけですから、
『マジで歌舞伎界の人になる』という事で、意味合いが全然違います。
と同時に、香川さんの長男、政明君も『市川團子』になったんですね。
この『団子』という名は猿之助さんの前名に当たり、政明君が将来、『猿之助』を襲名する可能性が高まったという事になりますね。
当時お父さんとは長く絶縁状態で
歌舞伎とも無縁だった香川さんが、急転直下そうなった印象があったんですが、
彼自身は一貫して歌舞伎に憧れ、お父さんを慕っていたそうですから、
長年の想いが叶ったという事になるんでしょうね。
この一件を聞いた叶姉妹が、
『私たちも歌舞伎界に入るわ』と、名前を変えて歌舞伎の世界に進出してきたりしましてね。
新しい名前は『くまどり姉妹』と言うそうですけどね・・・。
これからも芸能人の方々が、
畑違いの職業に転身されるという事があるかもしれませんね。
例えば、北島三郎さんが学校の先生になったりしましてね。
先生ですから、当然担任を持ったりするんですが、
自分のクラスの事を『ファミリー』と呼んだりするんですね。
生徒の山本君、山川君、松原さんたちには、『先生』ではなく『おやじ』と呼ばせまして、
『与作』の歌に合わせて数学の授業をしたりするんですね。
「♪三角関数だよ~ ヘイホウコ~ン ヘイホウコ~ン」
なかなか楽しい授業になるかもしれませんね。
あるいは、高田純次さんが警察官になったりしますと、容疑者を前にして、
「あららら、おじさん、捕まえちゃうぞ~。
ダメだよ、こんな事、バレないようにやんなきゃ。
・・・もう、調書書くの面倒だから釈放ね~」
なんてんで、軽すぎるお巡りさんが出来上がりましてね。
『警察官』というより『軽率官』って感じなんですけどね。
あと、竹内力さんが産婦人科医になったら恐いですよね。
臨月の妊婦さんを前にして、『さっさと産まんかい!』なんて脅したりしてね・・・
やがて『ミナミの帝王切開』なんて呼ばれるようになるんでしょうね。
●2/12(金) 午後6時半~8時
『しんしろ寄席』
コーポテラ(新城市平井字若杉1-3) 木戸銭¥1500(缶詰バーあり)
出演 微笑亭さん太 鶴橋減滅渡
お馴染みの月イチの寄席で、
いつも第2金曜日に行われています。
駐車場もございますので、是非お越しいただければと思います。
今回は開演時間が30分早まり【6時半開演】となってます。
お間違えのないように!
●2/20(土) 午後2時~
『一平寄席』
割烹一平(豊橋市松葉町2丁目29)
木戸銭¥3000(お食事・お飲み物付)
出演 微笑亭さん太
一平さんという割烹料理店にて隔月で行っている定期公演です。
ちゃんと感染対策をした上での開催ですので、安心してお越しいただければと思います。
美味しいお食事の後、落語を聞いていただきます。
要予約(0120-154-426)
微笑亭さん太