男の保険にかかわる
バス会社なども苦しい運営を余儀なくされているわけですが、
そんな中から生まれた楽しい企画もありましてね。
先日、コロナで稼働してない
【はとバス】を使って迷路を作ったなんて事が話題になりましてね。
バスとバスと接近させて駐車して、その間が通路という事になるわけですね。
ギリギリにつける運転手さんたちの駐車テクニックが凄いわけでして、
レモンイエローの巨大迷路は、なかなか壮観なものですよ。
「これは凄い迷路ですね。
でも途中で出口が判らなくなってギブアップする場合はどうするんですか?」
「その場合はバスのドアを開けて、『おります』のボタンを押してください」
交通事故というのは毎日のように起こっているわけですが、
事故を起こすのは車ばかりじゃなく、自転車による交通事故というのも増えています。
以前、若い女性がスマホで音楽を聴きながら、
片手にコーヒーカップを持ち自転車を運転し、高齢女性に激突し、
転倒死させるなんて事故がありました。
音楽を聞きながらコーヒーを飲んで自転車を運転するなんて、
上海雑技団の団員でも難しそうですから、それはいけませんよね。
そういった事態を受けて【自転車の保険】を義務化にする地域が拡大しているようですね。
大阪や京都、兵庫などは以前から義務化しているんですが、
それに加えて昨年の四月から、東京都、奈良県、愛媛県が
自転車保険義務化地域になったんですね。
自転車事故と言っても侮るなかれ、裁判でもかなり高額な賠償金の判決が出てますからね。
自転車事故というのは子供が加害者の事故が相当多いですから、
実際は保護者に強制する自賠責保険みたいな意味合いなんでしょうね。
「奥さん、ご存知ですか?自転車の保険が義務化された事を」
「知ってます、知ってます。だからウチの子には、一輪車の練習をさせてるんですよ」
「一輪車?どうしてですか?」
「一輪車なら、保険料が半額で済むかと思って」
そういう事ではないと思うんですけどね。
車や自転車だけではなく、事故を起こすという意味では【人】も、
人とぶつかって転倒させるなどの事故を起こす可能性は十分ありますよね。
そのうち、道を歩いてると警官に呼び止められて、
「あなた、交通事故を起こした時の保険に入ってますか?」
「交通事故を起こした時の保険ですか?
いえ、私は車の免許も持ってませんし、自転車も持ってないので保険には入ってませんよ」
「何を言ってるんですか。
車も自転車も乗らなくても、こうして道を歩いてるんだったら、保険に入らないとダメですよ」
「えっ、何の保険ですか?」
「【二足歩行保険】です」
歩いてるだけで保険に入らなければいけない時代が、やってくるかもしれませんね。
微笑亭さん太