危うい香のもの
法律的には合法である【危険ドラッグ】は、以前は【脱法ハーブ】と呼ばれてましたよね。
【脱法ハーブ】から【危険ドラッグ】に改名した事により、
危険さをアピールしたネーミングに変更したわけですが、
【危険ドラッグ】と言われると【安全ドラッグ】もあるのかなと、
誤解を与える恐れもありますよね。
音楽に合わせてダンスを楽しむという、
いわゆる【クラブ】の利用者の四人に一人が、
危険ドラッグを使用した経験があるというデータがありましてね。
厚生労働省が東京都内のクラブで調査をしたところ、
男女307人中、75人が【危険ドラッグの使用経験がある】と答えてるんですね。
使用した理由については『合法だから』とか『天然だから安全』、
『麻薬や覚醒剤より害が少ない』といった、危険性が認識されてない状況があるようですね。
しかし危険ドラッグを使用しての運転などで、
大事故を招いたりしてるわけですから、危険である事は歴然です。
やがてはこういったハーブの類が、どんどんと規制されていくでしょうが、
【薬味】に使われる物、例えば【ゴマ】なんかも禁じられたりしましてね。
そうすると、裏でゴマを売る【ゴマの売人】なんかが出てきましてね。
細い路地の裏通りに、ズラ~ッと売人が並んだりするもんですから、
そこの通りが【セサミストリート】と呼ばれたりするわけですね。
当然、警察が目をつけるわけでして、手入れが入ると売人たちは、
持っているゴマを慌てて自分のヘソに押し込んで、ゴマかしたりするわけですね。
中には捕まってしまう売人もいて、取調室で
「お前が違法なゴマを売ってた事は判ってるんだ!白状しろ!」
「け、刑事さん、お、俺はそんな事してませんよ」
「ウソをつけ!・・・お前、額からゴマ油が出てるぞ」
なんてんでバレバレだったりしましてね。
「勘弁してくださいよ、刑事さん。
・・・あ、刑事さんって、よく見るとイケメンですね~。
さぞや女の子にモテるんでしょう?仕事も出来そうですもんね~」
「バカ野郎!ゴマをするな!」
そんな光景が見られるようになるかもしれませんね。
微笑亭さん太