終わり良ければすべてよし
体の免疫能力を上げるのが、最も有効な対応策と言えますよね。
感染には気をつけなければいけないわけですが、
最も気をつけなければいけない時間帯というのが朝だそうですね。
というのも、夜勤や夜更かし、不規則な睡眠や食生活をしている方は、
朝に一番、免疫能力を司るNK細胞が弱体化しているわけです。
逆に最もNK細胞が活性化しているのが寝る前だそうですので、
感染を恐れる方は、夜眠くても寝ない事。
そして寝てしまったら、二度と目を覚まさない事が、
非常に有効な感染防止対策という事になるでしょうね。
コロナの世界的な感染拡大というのは、
ちょっとした【この世の終わり】みたいなものを連想させたようなところもありましたが、
映画のようなエンターテイメントの世界でも、
この世の終わりがテーマの作品が数多くあります。
大規模な戦争や自然災害などにより文明や人類が死に絶える過程を描いたり、
あるいは文明や人類が死に絶えた後の世界を描くという、
【終末もの】というジャンルを好む映画ファンは、
新型コロナウイルスのパンデミックの中でも、冷静に状況の変化に対応することができたと、
新しい研究論文が指摘しているそうですね。
「へえ~、そうなんだ。じゃあ俺も大丈夫だね。
平日は大嫌いだけど、土日は飲みに行って、カラオケ歌いまくれるから大好きなんだよ」
その【週末】が好きな方は、感染を広げるリスクがありますけどね。
シカゴ大学やペンシルベニア州立大学の研究チームが三百十人に対して調査を行ったところ、
【終末もの】と呼ばれるような映画のファンは、現実で起きているパンデミックに対して、
より高いレベルの抵抗力や復元力を備え、
どのような状況にも対処する能力を持つ事が明らかになったんですね。
『状況に対処する能力』というのは、
パンデミック時にどのような備えをすべきかを理解しているという事を指していて、
【終末もの】のファンは、この能力によりパンデミック中の生活において
大きな悪影響を受ける事が少なかったんだそうですね。
良い【終末もの】の作品は、登場人物の視点を取り入れる事で、
意図せず現実世界で起きるパンデミックなどをリハーサルしてると言えるそうですね。
人は【終末もの】を通して、パンデミックに備える方法を学んでいるそうですから、
避難訓練的な事をするより、その手の映画を見続けた方が、
よほど危機管理能力が高まりそうですよね。
これからはレンタルDVDなどで映画を見てると、
「タカシ、お前またそんな恋愛ものの映画なんか見てるの?
そんな生温い映画じゃなくて、ゾンビに街を占拠されるとか、
巨大台風が襲ってきて都市が壊滅するとか、教育的要素がある映画を見なさい」
なんてんで、お母さんに怒られるようになるかもしれませんね。
微笑亭さん太