逆もまた真なり
何とも気の毒としか言いようがないですよね。
転職活動においてはよく
『コミュニケーション能力が重要である』と言われますよね。
【うまく話せる事】だけがコミュニケーション能力であると捉えられがちですが、
実は【うまく聞く事】も重要なようですね。
今時の若者というのは、それなりにプレゼンもできるし、流暢に話せるのだけど、
面接する側の話を全く聞いていない事が多いようですね。
自分の用意してきた、話したい事だけを延々と喋ってしまい、
面接官から何について要求されているのかを
全く理解せずに怒涛の如く喋るので、面接する側が、
終わった後でぐったりしてしまうそうですね。
どんな人間関係においても人は、
自分の話に興味を持ち、理解してほしいと思ってますが、
ずっと自分の話を一方的にする人と話すのは心が折れますよね。
逆にこちらの話にも関心を持って質問したり、反応したりしてくれる人とは、
また会いたいと思います。売れる営業マンというのは傾聴力が高く、
『聞くが七割、話すが三割』と言われていて、これは面接も同様ですね。
演説にならないよう、気持ちの良いコミュニケーションを心掛けるのがいいようですね。
新人の面接にあたる面接官の方も、面接するばかりではなく、
たまには新入社員から面接を受ける立場になって【逆面接】を受けるといいんじゃないですかね。
「私を採用しようと思った動機は何ですか?」
「えっ?それはまあ・・仕事はできなくても、
そこそこキレイだから、まあとりあえず雇っておけ~みたいな?」
「会社に入ってから打ち込んだ事は何ですか?」
「そりゃ合コン・・・いや、仕事に決まってるよ」
「セクハラは今までに何回しましたか?」
「え?いや、そ、そんな事言えるわけが・・・」
「私はその対象になりそうですか?」
「もちろん!君なら十分合格だよ!・・・あ、いや・・・」
「とても上司や部下には言えない秘密を教えてください」
「あ、それなら一人で休日出勤した時に、
パンツ脱いでコピー機で下半身をコピー・・・なんて事はしてないよ、絶対!」
「『俺の若い頃は』『今時の若い奴らは』という言い回しは週何回平均で使いますか?
会社の経費を使ってキャバクラに行った人を知っていますか?
社内で辞めさせるとしたら誰ですか?」
「もう勘弁してください!」
面接される側の気持ちが判って、いいんじゃないですかね。
微笑亭さん太