天は私物を与えず
病と闘いながら、長年に渡って石原プロを支えてこられたわけですが、
ジャニー喜多川さんといい、渡哲也さんといい、
トップの方が亡くなると、その後はなかなか大変でしょうね。
長年に渡って権力を欲しいままにしてきたリビアの元最高指導者、
カダフィ大佐が死亡したのは2011年でした。
最期は下水管から引きずり出されて命を絶たれるという、
ドブネズミよりも悲惨な扱いを受けたわけですが、
国民を顧みる事もなく、贅沢な暮らしを続けていたツケが回ってきた
自業自得という事だったんでしょうかね。
カダフィ大佐の三男に、サーディさんっていう、
油漬けにしたら美味しい缶詰になりそうな名前の方がいらっしゃいましてね。
お父さんの体制が崩壊した後は、隣国のニジェールに逃亡しちゃったんですが、
この方、『アルアハリスポーツクラブ』という、
リビア国内リーグの人気チームに所属していた、サッカー選手だったんですね。
ところが、本来は単なる一選手のはずが、パパの絶大な威光を背に要職を幾つも兼務し、
個人専用のクラブハウスも持っているといったように、
リビアのサッカー界を牛耳っていたようですね。
クラブの主将、会長、そして『リビア・サッカー連盟』の会長までやっていたと言いますから、
これはもう『マイリーグ』に近いですよね。
一方、選手としては、攻撃の要である『ストライカー』だったんですが、
才能や技術は皆無に近かったようですね。
ただ回りの人たちが、この『お坊ちゃま』に対して色々と気を遣ってまして、
彼がシュートを打つと、相手チームのゴールキーパーはそれを防ごうともしなかったそうですね。
それどころか、しあさっての方向に打ったシュートを、
キーパーがパンチで枠の中に戻したって話があるくらいでしてね。
また、彼が明らかなオフサイドをしても全く指摘されないもんですから、
何でかな~と思ってふと見たら、審判がアイマスクしてたらしいですね。
これなら試合結果は目に見えてますよ。
カダフィですから、大差(大佐)で勝ったんでしょうね。
そういった試合内容や判定に不満を訴える観客や選手もいたんですが、
そういう人たちはみんな、刑務所へ『シュート』されちゃったそうですから、
波風も立たなかったようですね。
そういう絶対的な権力者が
日本のプロ野球界にもいて、完全に私物化してたら嫌ですよね。
ピッチャーで四番の『お坊ちゃま』だったりするんですが、もうやりたい放題でしてね。
お坊ちゃまが打席に立つと相手ピッチャーは、アウトにするためには、
三十個ストライクを取らないといけないんですね。
『三振』じゃなくて、『三十振』を取らないといけないもんですから、
その間に、大体がフォアボールで塁に出しちゃうんですね。
バットに当たって内野ゴロになって『しめた!』と思うと、
そのボールが八個くらいに分裂するもんですから、守備陣はパニックですよ。
それでも拾って一塁に送球すると、スタンド最前列にいたスナイパーが、
そのボールをライフルで撃ち落としちゃうので、一塁まで届かないんですね。
ようやくチェンジになって、相手チームの選手が打席に立つんですが、
『やけにバットが軽いな~』と思って見ると、バットがウエハースで出来てるんですね。
お坊ちゃまがどんなへなちょこ球を投げても、ウエハースでは折れます。
毎試合、ノーヒットノーランですよ。
ちょっといい選手が相手チームにいると、
『ボク、あいつ欲しい』なんて言うものですから、
試合中にもかかわらず、緊急トレードが行われるという・・・
そんな試合も、ちょっと見てみたい気がしますね。
微笑亭さん太