ホラ、広告だよ
油はリノール酸の物しか使わないし、
飲み物はカテキンがたっぷり含まれている緑茶しか飲まないし、
ガムはキシリトール入りのしか噛まないの。
毎日クロレラの錠剤を飲んでるし、大豆イソフラボンも積極的に摂取してるし、
アンチエイジングのために、コエンザイムQ10も続けてるの」
なんてな事を仰るご婦人もいらっしゃいますが、
これらの効果というのが、案外眉唾だったりするんですね。
リノール酸は過剰摂取すると、
生活習慣病やガン、アトピー、狭心症、喘息などを誘発する恐れがあるんですね。
カテキンに関しても、一日に緑茶五杯飲んでも胃ガンのリスクは変わらないそうですね。
キシリトールには虫歯を防ぐ効果は全くないようですし、
クロレラの免疫力アップ効果を得るためには、一日に千錠飲まないといけないそうなので、
免疫力がアップする前に、吐き気がアップしそうですよね。
大豆イソフラボンも、妊婦や乳幼児が過剰摂取すると悪影響が出るという事で、
厚生労働省が注意を促してますし、コエンザイムQ10に至っては、
アンチエイジング効果があるどころか、取りすぎると酸化を促進して
動脈硬化を起こす恐れがあるんですね。
従ってこういった物を、体の弱い人や、体調を崩してる人が摂取すると、
取り返しのつかない事になる恐れがありますので、
ちゃんと健康になって、体調が万全になってから取る事をお勧めしたいですね。
健康食品に関しては『効果がない』とか『飲んで体調を崩した』といった苦情や相談が、
国民生活センターの方に年間一万五千件も寄せられるそうですね。
効能がある病名を挙げて医薬品と誤認させるような広告は薬事法違反にあたるんですが、
そこは業者も考えていて、体験談や『~とされている』といった表現で
違反を避けて商品を売る業者が多いんですね。
『ガンに効くと言われてます』・・・誰が言ったんだ?って話ですよね。
『あの有名芸能人も愛用』なんて書かれてるのもあります。
でも、いくら有名人だからといって、ダイエット食品に
『あのマツコデラックスも愛用』と書かれていても全く信憑性がないですからね。
学術論文などに引用された事をアピールするというのもありますが、
『ドクター中松の書籍に引用されました』なんてあったら、
かえってマイナスの感すらあります。
そういった『誇大広告』には、くれぐれも気をつけていただきたいですね。
逆に、もうちょっと
強い表現に変えた方がいいんじゃないかというような広告、看板の類もありますね。
危険な場所に立っている『良い子は入らない』なんて看板も生ぬるいですから、
『悪い子は死ぬ』にしたらどうですかね?
『ここでは遊ばない』なんてのも『ここで遊ぶと地獄へ行けます』とかね。
トイレ用洗剤なんかに書かれている『まぜるな危険』というのも
『まぜると、さっき食べた食事が、この世で食べる最後の食事となります』
なんという具合にするんですね。
『賞味期限』も『九月五日以降に召し上がった場合、命の保障はできかねます』
くらいでいいんじゃないでしょうか。
これなら、何があっても期限内に食べますよ。
電化製品のコンセントなんかに『濡れた手で触らないで下さい』なんて書かれてますが、
あれも『濡れた手で触ると・・・面白い事になります』なんて書けば、
一度試してみようかな~なんて気になりますよね。
微笑亭さん太