お金で買える美
『親からもらった大事な顔にメスを入れて』なんという風に、悪い印象がありますが、
お隣の韓国では日常茶飯事的に行われてますよね。
以前、富裕層の街として知られるソウル市江南区の美容整形外科が、
患者千人分の切除した顎の骨を展示していたんですが、
行政指導で撤去されたなんて事がありました。
この医院は、耳の後部から切除道具を入れて
顎の骨を切る【小顔手術】が専門なんですね。
ですから、切り取った骨片に患者の名前を書いた後、ガラスケースに飾り、
『切除した骨をお見せします』と、ホームページで公開していたんですね。
展示は、実績や安全性を誇示する目的だったようですが、
『気持ちが悪い』などの市民の通報を受けて、撤去に至ったようですね。
「あれ?撤去されたはずなのに、まだ何か飾ってありますね」
なんてんでふと見たら、天狗になりすぎてへし折られた医者の鼻が展示されてたりしましてね。
韓国では、親が娘に整形を勧めたりなんて事もあるそうですから、
友達に勧めたりなんて事は当然あるでしょうね。
「あなた、整形した方がいいわよ」
「したいけど、そんなお金ないわよ」
「大丈夫、私が出してあげるから」
友達に手術費用を出してもらって整形したら、失敗しちゃいましてね・・・
これがいわゆる【おごる整形は久しからず】というやつですね。
日本でも整形がもっと盛んに行われるようになれば、
テレビ番組なんかでも随分変わってくるんじゃないでしょうかね。
特撮ヒーロー物の番組でも、主人公が『変身!』と言って一旦引っ込んで出てきたら、
本当に顔が変わってたりしましてね。
【徹子の部屋】でも、毎日整形して出てくれば、ゲストは一人で十分ですからね。
こういう流れが進んでいくと、顔に余分なパーツを増やしていく人まで出てくるんですね。
目を二重にするなんてのは常識ですが、
額にもう一つ、目をつけるなんて女の子がいましてね。
彼氏がびっくりして、まじまじと額の目を覗き込むと、
「・・・三つ目ちゃ、いや・・・」
なんて恥ずかしがったりするわけですね。
鼻なんかでも、顔の真ん中にあるよりも、手の平あたりについていた方が、
物のにおいを嗅ぐ時に便利だろうと移植しましてね。
知人と固い握手をして、窒息死寸前になっちゃったりとかね。
あと、盗撮や覗きの趣味のある方は絶対、
足の甲あたりに目を増やすんでしょうね。
微笑亭さん太