良き伴侶は、それぞれ
毎日血眼になって婚活に励んでいる方もいると思いますが、
現在日本では年間、58万6千組以上のカップルが結婚しているそうですね。
これはおよそ52秒に1組が誕生している事になりますから、結構な数ですよね。
「とにかく結婚したい!もう、相手は人間だったら誰でもいいわ!」
なんて言ってる方もあるかもしれませんが、
世の中には人間以外と結婚した方もいるようですね。
2004年、アメリカ人女性のエリカ・ラブリエさんという方が
フランスのパリを訪れたんですが、この時【エッフェル塔】に一目惚れしたんだそうですね。
そして2007年に結婚式を行い、エリカ・エッフェルとして、
エッフェル塔の妻になったそうですね。
そこまで三年間の交際を重ねたそうですが、
どういうお付き合いをしたのかが非常に気にかかるところですよね。
そして、奥さんの事をどう思ってるのか、ご主人であるエッフェル塔に聞いてみたいですよね。
「エッフェル塔さん、その後、奥さんの様子はどうですか?」
「ええ、結婚して随分経ちますので、最近妻も、【トウがたって】きました」
2011年、アメリカのカリフォルニア州では、
マリア・グリフィンさんという方が【車】と結婚しましてね。
この方、他人に恋愛感情を抱いた事がなかったそうなんですが、
フォード車にベタ惚れ。その恋愛感情が高じて、
フォードのトラックを購入し、めでたく結婚したんですね。
「彼とはデートに行くんですか?」
「はい、大抵はドライブですけど」
そりゃそうですよね。
寝る時、枕が変わると寝られないという方がいますが、
2010年、韓国人のリー・ジンギュさんという方は【抱き枕】と結婚をしたんですね。
この方、アニメが大好きなオタクでして、
お気に入りのキャラクターが描かれた抱き枕と一緒に食事をしてり、
遊園地に行ったりしていたんですが、ついに正式な妻として迎える事を決心したんですね。
もうここまでで、色々とツッコミ所満載なんですが、
結婚式当日、彼はスーツを身につけ、妻となる抱き枕は
白いウェディングドレスを着て式に臨んだそうでして・・・二人を祝福する立場の牧師さんは、
常に半笑いだったそうですけどね。
しかしこれらの方々は、物とはいえ、ちゃんと相手がいたわけですが、
相手がいないのに結婚した方もいるようですね。
2014年、イギリスに住んでいるグレイス・ゲルダーさんという方は、
どの恋人とも長続きしない事に悩んでましてね。
破局というのは当然、相手がいるから破局するわけでして、
だったら相手がいなければいいんじゃないかという事で、
彼女は【自分】と結婚したんですね。
これはサンドウィッチマンでなくても
『ちょっと言ってる意味が判んない』と言いたくなりますが、
両親の同意を得た彼女は、近所の公園で自分自身にプロポーズをして【了解】を得た後、
本当に結婚をしたんですね。
式をするにあたって、ドレスや指輪、式場選びまで、
結婚相手とは一切もめなかったそうでして、それは何よりですよね。
結婚式当日、家族や友人に見守られる中、鏡の中の自分とキスを交わしたそうでして、
招待客の皆さんはドン引きだったでしょうね。
「自分と結婚した感想はどうですか?」
「はい、永遠の愛を誓いましたが、良い男性が現れたら、即離婚します」
まあ、そういう事になるんでしょうね。
微笑亭さん太