自分に酔うのは構いませんが・・
お酒を飲む機会が減った方が多いと思いますが、
これからの季節は、徐々に増えていくんじゃないでしょうかね。
「ちょっと今日は飲みすぎちゃったから、少し車の中で寝てから帰るよ」
なんてんで、車で仮眠した後、運転して帰る方がいらっしゃいますが、
お酒を飲んだ後に睡眠を取ると、アルコールの吸収や分解が大幅に遅れる事が、
研究で明らかになってるんですね。
二十代の男女二十四人を対象に実験をしたんですが、
お酒を飲んだ後、四時間眠った場合と、
四時間眠らずにいた場合の呼気中のアルコール濃度を比較したところ、
眠った場合は眠らない場合に比べて、約二倍のアルコール濃度が検出されたそうですね。
これは、飲酒後に仮眠して車を運転する事の危険性を示しているわけでして、
この実験から判る事というのは、仮眠を取るより、
そのまま飲酒運転していった方が安全だって事ですね。
・・・あるいは、寝ながら運転する技術を身につけるとかね。
じゃあ、アルコールが抜けた後なら大丈夫なのかというと、そうでもなくて、
アルコールが完全に分解された後、少なくとも三時間は運転技能が低下するそうですね。
ブレーキの反応などが遅れるそうですので、
奥さんを車の前に立たせる時には、三時間以内の方がいいという事ですね。
飲酒運転は法律で禁じられている事は誰でも知っていますが、
日本には、あまり知られてない法律が『現役』で頑張っているという事がありましてね。
『酔っ払い防止法』という法律があり、
来年、施行から六十年を迎えるそうですね。
これは『飲酒家から女性を守る事』を目的に、
一九六一年に制定された法律なんですね。
当時はまだ、女性がか弱い存在だった時代ですから、
『女性を、悪癖のある酩酊者、飲酒家から守ろう』という主旨だったわけですが、
今は女性の方が強いですからね。
しかも女性はシラフでも『危険な存在』だというところが始末に悪いですよね。
実際『酔っ払い防止法』を根拠に、東京都内で保護される泥酔者の割合は、
男性は減ってるんですが、女性は倍以上に増えてるんですね。
完全に『被害者』から『加害者』に『昇格』しちゃってるわけですよ。
お酒を飲む人の割合も、男性より女性の方が多くなっていて逆転してますから、
こういった状況も、ある意味納得ですけどね。
酔っ払って事件を起こしたりしないよう、
お酒を止めたいと考えてる人も多いようですね。
そういう方々は、気を紛らわすために、
みんなで集まって、お酒を飲む代わりに男女ペアになって踊るといいそうですね。
これを専門用語で『フォーク断酒』と呼んでいるそうですけどね。
微笑亭さん太