病は職業から
お正月をハワイで過ごすといったようなイメージを持たれてたりしますよね。
サーフィンの好きな方は、あちらでサーフィンを楽しむなんて事もあるでしょうが、
頻繁にサーフィンをする方は
『サーファーズイヤー』と呼ばれるものに気をつけなければいけないそうですね。
サーフィンというスポーツは、短時間の間に何度も海に落ち、
また波に乗りという動きを繰り返しますから、冷たい水が何度も耳に入る事により、
鼓膜のすぐ外側にある外耳道が増殖してしまうんですね。
その結果『耳の穴が小さくなる』という現象を起こし、
これが『サーファーズイヤー』と呼ばれるものなんですね。
プロサーファーの職業病とも言えるそうでして、
どうかすると小さくなった耳の穴を、
タコが巣穴と間違えて入り込もうとする事があるそうでして、
海から上がったサーファーの耳に、タコがくっついてるなんて事もあるんですね。
これがいわゆる『耳にタコができる』状態だそうですね。
『そうならないように気をつけなさいよ』と何度も忠告するんですが、
耳の穴が小さくなってるから、よく聞こえないらしいですね。
サーファーに限らず、『職業病』というのは、
どんな職業にもあったりしますよね。
美容師さんとか理容師さんの場合、友達なんかと会話する際、
必ず鏡に映る姿に向かって話しかけてしまうそうですね。
直接相手に向かって話すと緊張してしまうらしいんですが、
その場に鏡があるとは限らないので、姿見を背中に背負って、持ち歩いてるそうですね。
こういう方の事を、『美容師のかがみ』と呼んでいるそうですけどね。
原稿の文字の誤りなんかをチェックする『校正』という仕事がありますが、
ああいう方々は、複数で原稿をチェックする場合、見落としがないように、
句読点を『テン』、『マル』などと発音するんですね。
ですから我が子が寝る前、本を読んであげる時には、
「昔々あるところにテン、お爺さんとテン、お婆さんが住んでいましたマル」
これは寝られません。
もう気になって気になって、子供の目が冴えまくってしまうそうですけどね。
子供といえば、子供向けの英会話講師をしている方は、
常に子供に英語で話しかける癖がついてるもんですから、
仕事場でないところでも、小さな子に英語で話しかけてしまうそうですね。
話しかけられた子供は、
いきなり未知の言語で語りかけてくる正体不明のオバサンに恐れおののき
『オバサンに、何か乗り移った~!』って、
火がついたように泣き出される事もしばしばだそうですね。
医療系の方々の職業病も凄いですね。
外科医の方なんかは、ハンバーグやステーキを食べる時に、
ナイフの手つきが、どう見てもメスの持ち方になってしまうんですね。
しかも店員さんがテーブルに近づいてくると、『汗!』って、汗を拭かせるそうですね。
薬剤師の方なんかは、缶ジュースなどを振る時、
上の方を持って前後に揺らしてしまうそうでして・・・
それは缶ジュースではなくて、『試験管』の振り方だったりしますね。
微笑亭さん太