金八先生はいずこに?
春の甲子園もどうなるのか、流動的な状態が続いてますよね。
スポーツの試合で負けてしまい、泣きじゃくる生徒を先生が
『胸を張れ!』なんて励ます場面は、一昔前の学園ドラマではお馴染みのシーンですよね。
数年前、横須賀の中学校で、体育祭のクラス対抗リレーで、バトンを落とした生徒に
『頑張ったからいいじゃないか。気にするな』と励ましていた担任の先生が、
その後ブログで『生徒がバトンを落としたから負けた』と、
生徒を中傷するような書き込みをしたという事で、
先生が生徒たちに謝罪したなんて事がありましてね。
まあ、先生も真剣だったと好意的に解釈できない事もないんですが、
ブログに書いてしまったのはマズかったですね。
生徒は『バトン』を落とし、先生は『信用』を落としてしまったという事ですね。
もしもこの先生を主役にドラマを作ったとしたらタイトルは
『三年B組・タテマエ先生』にでもなるんでしょうね。
先生の不適切な問題や指導が、よく問題視されたりします。
これも数年前、愛知県の商業高校での中間テストの問題で、
校長先生が職員室で殺され、その犯人を
七人の先生の中から選ぶという問題を出しちゃいましてね。
これは『中間テスト』で扱うのではなくて『名探偵コナン』か何かで扱うべきですよね。
校長先生を殺した犯人は判らなくても、次に他校へ飛ばされる先生は予想がつきそうですよね。
山梨県の小学校では以前、五年生の担任の先生が、
新聞を切り抜いて誘拐の脅迫文の文面を作らせていたなんて事がありました。
これが行われたのは『道徳』の授業で、目的は
『共同作業の大切さを学ばせるため』だったそうですが、
確かに新聞を切り抜いて手紙の文面を作るのは、結構大変みたいですね。
二十年後、三十年後に、この生徒のうちの誰かが強盗で捕まって、取り調べの時に、
「何で強盗なんかやったんだ?」
「ええ、誘拐は文面を作るのが大変だって、昔、担任の先生から教わったもんですから」
なんてな事を言ってたら、授業の成果があったという事になるんですかね?
もうこれからの先生は『何でもあり』みたいな方も出てくるかもしれませんね。
「はい、じゃあ期末テストの問題文がしまってあるロッカーの鍵が、ここにありま~す。
これがあれば、百点間違いなし。じゃあこの鍵、一万円から!」
生徒の前で、オークション始めたりしてね。
欲求不満の女教師なんかは、
「山下ク~ン、私と付き合ってくれたら、満点ア・ゲ・ル」
なんてな事言って、イケメンの生徒を誘惑するわけですね。
卒業する時にはきっと『ホテルの光』とか歌っちゃうんでしょうね。
テストも、かなりブッ飛んだ問題が出されましてね。
『A君は最新型のパソコンを欲しがっています。
その代金二十万円は、どのようにして手に入れればよいでしょうか?』
・・・答えは『一人暮らしのお婆ちゃんの家に、孫のフリをして電話をする』が
模範解答だったりするわけですね。
こうなるともう、どんな問題よりも、
先生自体が一番の『難問』だという事になるんでしょうね。
微笑亭さん太