交換度が高い
昨年はラグビーのワールドカップで盛り上がりましたよね。
ワールドカップというとサッカーが有名ですが、
2010年のワールドカップではスペインが優勝しました。
ところがその時、スペインでは家電製品を巡って、
ちょっとしたトラブルが起きましてね。
というのも家電メーカーの『東芝』が、
『スペインが優勝したら、テレビ無料にします!』というキャンペーンを、
国内で展開していたらしいんですね。
スペインが優勝したら、東芝のテレビを購入していた人に
その代金を全額キャッシュバックするというものです。
ところが、本当に優勝してしまったので、お客さんとの間で、
『金返せ!』『いや返さない』という問題になったんですね。
実はキャッシュバックには条件があったようでして、
それが東芝のWebサイトに細かい文字で書かれているだけで、
『それを満たす人のみに返す』という、いかにも後でモメそうな、よくある話でしてね。
でも、これは紛らわしいですよね。
誤解を招くような行為をしてはいけません。
『李下に冠を正さず、家電に履(くつ)をいれず』と言いますしね・・・違いましたっけ?
サッカーの試合を見ていると、試合が終わった後、
両チームの選手が互いの健闘を讃えあって、ユニフォームを交換したりしますが、
あれは見ていて清々しさ感じさせる良い光景ですよね。
ですから他のスポーツでも取り入れた方がいいですよ。
相撲界なんかは、取り組みが終わった後、
力士同士が土俵上で、まわしを交換するわけですね。
場内からは、女性客の悲鳴と歓声が入り混じった声が上がるでしょうが、
互いに『もろ差し』になった後『もろ出し』になるなんてのは、
なかなか気の利いた演出になるんじゃないでしょうかね?
それから、是非取り入れた方がいいと思うのが『女子ビーチバレー』ですね。
試合が終わった後、選手同士がビキニの水着を交換するという・・・
そうすれば人気選手の試合なんかは、観戦のチケット代が
一枚十万円くらい取ってもお客さんが殺到すると思いますけどね。
しかも試合終了間際になるにつれて、お客さんが増えたりしてね。
逆に取り入れられたら困るのはゴルフですよ。
ホールアウトした後、お互いのクラブを交換するなんてのはね。
「・・・あの野郎、交換する事を前提に、いつもいつも安いクラブを使ってんだよな。
で、俺の使ってる良いクラブを持ってっちゃうんだよ。
今日なんか、工事現場から拾ってきた鉄パイプで打ってやがんの」
なんてんで、最初から相手のクラブ目当てで
一緒にラウンドする人が出てきたりしたら、嫌ですよね。
微笑亭さん太