お駐車しましょうね
引きこもりの若者が事件を起こすなんて事も起こっています。
いずれも社会問題化しているわけでして、なかなか頭の痛い問題ですよね。
「引きこもりの連中が犯罪に走ったりしないように、
彼らを【お年寄り専門ドライバー】として雇ってみたらいいんじゃないのかな」
「お年寄り専門ドライバー?」
「そう。そうすれば、高齢者の交通事故も減るだろうから、
一石二鳥、社会問題二つが一気に解決だよ」
「なるほど・・・確かにそうかもしれないけど、
引きこもりの人って、部屋から出ないんだろ?免許持ってるのかな?」
「大丈夫、大丈夫。
彼らはゲームやりまくってるから、車の運転なんてうまそうだろ?」
「いや、そういう問題じゃないだろ」
試しに高齢者専門ドライバーをやらせてみたら、
人身事故を起こして人を轢いてしまいましてね。
そのショックでまた部屋から出てこなくなったという、
新たな【轢きこもり】になっちゃったりしてね。
今時の若者たちはマイカーを持たなくなったと言われますが、
その理由というのは、維持費が大変という事の他に
【駐車場がない】という事も挙げられます。
都心部に暮らしてるような方ですと、
駐車場があったとしても、月々結構な金額を払わないといけませんよね。
車で出かけた時でも、停める場所がないと、
悪いと判っていながらも、ついつい駐車禁止の場所に
停めてしまったりなんという事もあるでしょう。
月極駐車場などでよく見かける、無断駐車お断りの看板がありますよね。
大抵の看板には『無断駐車をした場合、三万円頂戴します』などといった、
法外な駐車料金を請求する旨が書かれてますよね。
素朴な疑問として
『本当にそこに停めた場合、三万円を払わなければならないのか?』というのがあります。
駐車場の看板を見た上で停めたのだから、承諾したと受け取られ、
看板に書いてある料金を支払わなければいけないと思いますが、
結論から言うと、あれは言ってみれば脅しの一種みたいなものですから、
払わなくてもいいそうですね。
以前『無断駐車は○万円いただきます』の通りに
契約者以外の車のドライバーから脅し取って、
土地の主が警察に捕まってしまったなんて事が実際にありましてね。
タイヤロックなどをして車を動けなくして請求するのも、
器物破損として逆に訴えられちゃうんですね。
罰金○万円とか書いてあっても、罰金は個人で請求できないのでダメなんですね。
「無断駐車を無くす方法なんて簡単ですよ」
「そうですか?
でも『無断駐車は三万円いただきます』って書いても、請求できないんですよ」
「ええ、『無断駐車は三万円いただきます』って書くからいけないんです。
『駐車料金は一回三万円』と書いておけば、誰も停めませんよ」
これは良いアイデアかもしれませんね。
微笑亭さん太