カイロ
悪質商法の出前講座です。
真冬だというのに、結構暖かい日で
しかも高座に向けて暖房の風がまともに当たっていたため、
1時間の通し高座の間に、かなり汗をかいていまいました。
お客さんは20名ほどでしたが
よく笑っていただけて良い会だったと思います。
昨日はかけもちでして、豊川での高座を終えた後、岡崎に移動して
岡崎ニューグランドホテルに行ってきました。
蒲郡信用金庫主催の年金受給者対象の落語会に出演するためです。
この落語会は、お正月に行われていて、
蒲郡、豊橋、岡崎、名古屋と、毎回4ヶ所で行われています。
先々週の蒲郡では紫蝶さんとの二人会、豊橋では三代さんとの二人会でしたが
昨日は再び、紫蝶さんとの二人会でした。
私は『親の心子知らず』(さん太作)、紫蝶さんは『芝浜』でした。
この会を仕切っているのが、
天狗連の猫大好きセレブ・夢見亭初音さんです。
控え室が和室だったのですが、上がろうとしない初音さんに
「どうぞ、上へ上がってください」
「それが上がりたくても上がれないのよ」
「どうしてですか?」
「足の裏にカイロ貼ってるから、靴を脱ぐとカイロが取れちゃうのよ」
・・なるほど・・
「私ね、冬場にはカイロを沢山まとめて買うのよ」
「へえ~、20個とか30個ですか?」
「ううん、1200個」
「1200個!?どんだけ冷え症なんですか?」
「猫に使うのよ。猫の布団の中に入れて暖かくしてあげるの」
・・またまた、なるほど・・
しかし猫に対しては
無償の愛情を注ぐ初音さんには、改めて驚かされました。
普段は大ボケ発言をされていても、色々考えてらっしゃるんだな~と思いました。
「・・ところでさん太、今日の紫蝶さんのネタ、『芝たま』だって」
「芝たま?」
「あ、違う違う、『芝また』だった」
本当は色々考えてらっしゃっても、普段は大ボケ発言をされてるんだな~と思いました。
微笑亭さん太